第27話
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生きている限り、いつでも目覚めの朝はやってくる。
今日も水面を浮遊する感覚とともに目が覚めた。
7時05分。
いつも通りの朝だ。
いつも通り朝の準備をし、ご飯を食べ、家を出る。
外は雨。
雨の日は活気が無いように見える。
残念ながら僕は、雨に風情を感じない。
雨の中、黙々と歩いていく。
しとしと雨が降る音と、車が水しぶきをあげながら通過する音が聞こえてくる。
同じ方向に歩いていく人も、高校が近くなってくると増えてくる。
昨日陽津見さんと会った橋。
今日はそこに陽津見さんの姿はなかった。
昨日みたいな状態がむしろ異常なのであって、そうではない方が好ましい。
昨日のことを思い出しながら、学校に到着する。
朝のショートホームルームでは、いじめと心のアンケートが行われた。
時事的に、昨日のことに関連したことだろう。
月瑞さんは停学なのでクラスにいない。
高谷さんは頬に冷却材を貼って登校してきている。
少し大げさではないだろうかと感じてしまうのは冷たすぎか。
特に記入することもなかったので白紙のまま出した。
そのほか特に変化はなく、変わらぬ日常に戻った。
だが、週も終わりの金曜日。
新たな事実を知った。
陽津見さんが火曜日から入院しているらしいということを噂話から知った。
お見舞いに行った人曰く、とても思い詰めていて、もしかしたら自殺未遂ではという事だった。
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