第18話
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結局僕は、一冊読み終えた。
その間月瑞さんはスマホをいじっていた。
一体どんな風の吹き回しなんだろうか。
僕は読み終えた本を持ち、席を立った。
「有海、読み終えたの。はやかっやね」
月瑞さんも気づき、同じく腰を上げる。
僕が本棚に本を戻すのにも後ろをついてくる。
図書館を出てから、また月瑞さんが話しかけてくる。
「有海、何の本を読んでたの?」
「東洋哲学の本」
「え、哲学?それってマジむずいんじゃ・・・」
「いや、そんなこともないよ」
読解力と考える力があれば、わかるにはわかるが、理解はできないことの方が多い。
こういうものだと覚え、考え方の一つとして使うことはできる。
僕なりの持論を月瑞さんに伝えてみたが、あまり納得していなさそうだった。
「それで、どういう内容だったの?」
「内容は、まあ・・・」
なんとなく、概論的にとっても簡単に説明をした。
「なるほどね。それって幸せなの?」
「どうなんだろうね。でも、苦しみは感じないからね」
そんな話をしながら、昇降口で靴を履き替え、校舎の外に出る。
「まあ、停学一か月頑張ってね。課題とか出るだろうし」
「めんどう」
「まあ、頑張って。じゃあね」
そうして別れようとした。
「ん?家まで一緒に帰るんだよ」
なぜだ。一緒に帰るらしい。
なぜだ。
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