第11話
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そうして今日も昼休みを潰し、授業開始直前に教室へ戻った。
だが、どこかおかしい雰囲気がクラスには漂っていた。
ピリついた空気が教室を支配していた。
変に静かな教室。授業直前に空白の席が二つ。
人席は月瑞さんの席。
もう一つは高谷陽菜さんの席。
クラスの中心で動いている二大巨頭の席が空いている。
「あい~こんちゃ~」
チャイムとほぼ同時に授業の先生がやってくる。
「んじゃ、始めるぞって、月瑞と高谷はどこ行った?今日出席してるだろ?」
出席簿を確認しながら先生はクラスに問いかけた。
教室には沈黙が漂う。
「ん~まあいいか。始めるぞー」
適当なのかなんなのか。ゆるやかに5限が始まった。
5限は化学。とは言え、化学基礎のおさらいをやっているが。
イオン化傾向や化学変化についての暇な説明が続く。
知っていることを繰り返されるのは何とも時間の無駄であり、暇である。
「・・・暇すぎる」
居眠りしようとしてもいつも寝れない。
寝て時間をつぶすことができない。
だから僕は板書を写すふりをしながら物語を書いている。
僕の中にある、世界の話を。
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