世界終末同盟はその名の通り、世界を滅ぼせる
「で、とりあえず、オレはどうすれば?」
「適当にほっつき歩いてれば?」
「そんな適当な・・・・・・」
「ザインに案内させよう」
しばし後・・・・・・。
「またオレ様かよ」
ぶつぶつと文句言いながら素直に来るザイン。
「暇そうにしてたから」
とへー。
「お前が一番暇そうだ!」
確かにそうだとオレも思った。
「まぁ、なんだかんだで面倒見いいでしょ? それに今ダレットくんがいる場所ザインくんの管轄だし」
「管轄?」
ザインにたずねる。何故ザインにたずねたかというとへーがとてもだるそうにしていたからだ。
「オレ様達世界終末同盟は前にも言ったが裏の顔で、別に表の顔があるんだ。ちなみにオレ様の本名はウロボロス・ブラックダインという」
何というかとても中二っぽい感じのする名前ですね。
「で、オレ様の所属しているギルドは神々の遊びといい、賭け事や闘技場に関わっている。ダレットは今闘技場にいるって話」
ついてこいといわれたのでついて行く。それにしてもこのギルド広いなー。エレベーターに乗り地上に着く。
「ってここ地下だったんかいっ」
「んー。気づかんかったの?」
「いや、だって窓から空見えたし。なーろっぱだなーってずっと思ってたし」
「ああ、それ映像。てかなーろっぱって何だってハナシ」
開放感のある地下だったなー。しかし、地上に出るとアニメなどのなーろっぱとは違う部分がある。そう、匂いだ。
「臭い」
マイナス要素だった。なんか色々混じってる。なーろっぱといってもかなり都会って感じだし。
「さて、闘技場に向かうか、ついてこい」
ザインについて行きながら聞く。
「そういえば何で、ザインの入っているクラン〈世界終末同盟〉っていう名前なの?」
「ああ、それは各個人で世界を終末に持ってける集団って意味」
「そんなことできるの」
「ああ、オレ様は地球や生命に影響しているモノを何かしら強大化すればいい――まぁ、オレ様も一緒に死ぬかもしれないが。ギーメルは素直に核もっているし、ヴァヴは核撃魔法、魔術を打てる。タヴは核撃神器を多数持っているし、ベートは地球上すべての植物を枯らすことができる。ダレットはすべての生物の凶暴化ができる、これには人間も含まれる。あとは、まぁー、へーは逆に世界終末を止められる側だな」
「・・・・・・へー」
すげぇクランだな、おい。
その後、
しかしお前ほんと17才? いやいや、マジだよ、
丸いモノいろいろ探さねーとな、
ギーメルにいろんなモノ丸くできるか頼んでみたら?
――とか、話している内に闘技場にたどり着いた。
「わお、コッロセウス」