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君の能力は〈手に球状のものを収納する能力〉だ!

とそこにいきなりなん前触れもなく全身白に包まれた、宗教の聖者みたいな人が現れた。金糸の入った法衣のような服を着ており。白に先がピンクな特徴的な髪色に。物語の王子様のような顔をしている。


「うわ、びっくり」

「とか言いながらあんま驚いていなそうだが・・・・・・」


 とザイン。


「僕はタヴ〈全能者(ザ・パーフェクト)〉のタヴだよろしく」

 そう言って爽やかに手を出してくるタヴ。握り返す。


「恐っ。何いきなり手出してんのタヴっち」

 と驚くギーメル。何が怖いんだろう、握力で圧かけてくるとか?


「こいつのハックスキルは手の中に武器を収納するって能力なんだよ、で、うかつに手を触れると人間でも収納されるってハナシ」


「なんで? 人間は武器じゃないじゃん?」


「ああ、ごめんついうっかり」手を離すタヴ「人間でも投げつけたり振り回したりすれば武器になるでしょ。それに相手の心を傷つけるって言う最大の力もあるしね」


 それって武器とか関係なく何でも収納できるような? 投げてもダメージがない綿飴とかなら収納できないのかな?


「てか、魔法(ハックスキル)それだけ? 通り名〈全能者〉なのに?」


「タヴっちは手の中に何千何万という神器を収納しているんだよ」

 なにそれこわい。


「というわけで、僕が与える能力は〈手の中に球状の物を収納する〉だね」

 ・・・・・・弱そう。


「残念がるなよ、あの蹴っても立ち上がってくる面白いロボに頼らなくてすむってハナシだぜ」

 とザイン。


「むー、ボクの子を役立たず扱いするなー」


「じゃあ、僕はこれで」

 と、これまた突然なんの脈略もなく姿を消す、タヴ。


「なんだったんだ?」


「あいつは忙しいんだよギルド二つに所属しているし、片方は幹部、片方はなんといってもギルマスだからな」


「話は変わって、ギーメルさんは魔法(ハックスキル)くれないの」


「切り替わり早いな、おい」

「キミ例えばラジコンの車、部品と器具だけ渡されて組み立てられる? 説明書なしで」

 んー。

「むり」


「じゃあ、ボクの能力は役立たないね。ボクの基本的な力は機殻術士(マキナテクナー)としての力だから」


「じゃ、残るはダレットと、ヴァヴとベートか。あいつらどこにいるんだ?」


「GPSによると、ダレットはこの首都の闘技場、ヴァヴは〈ヘリオリアウム〉っていう遺跡の首都、ベートは〈はなしらすの森〉っていう〈アムキラス〉って首都の近くの森だね。あ、いまの地名は全然覚えなくて大丈夫だからね」

 ん?


「みんな違う国の首都にいるのか?」


「ん、この国の街はみんな首都だよ?」


「法律がないのを良いことにどの街も勝手に首都って名乗っているってハナシだ」


「てか、そっちもうそうだけど、GPSって人工衛星打ち上げているの?」

 中世ファンタジーの異世界転移物だよねコレ!?


「多分君がいた世界より科学発展しているよ? キミのいた世界でカンタム作れていなかったでしょ? これ真っ直ぐ二足歩行させるだけでもめっちゃ大変だからね? 普通すり足で限界だよ? てか、すり足どころか立たないよ? 何で足なんて付けたの?」


「いや、お前が言うな。自分でロマンっていっているだろ」


「あ、思いついた。キミの能力って手に球体を収納するのと球体の影響を強大化するでしょ、それで銃みたいなのつくれるかも、用意してるからしばらく待ってて」


「どゆこと」


「つまりだね。キミが手を広げる、ザインがおもっきし能力込みでそこに球を投げつける。収納される。それを解放するとすごい勢いで球が飛んでいく。ということ」


 ギーメルが空中に出たキーボードのような物を高速で、そりゃマジで高速でタイプしながら言う。


「ちなみにうまく手に収納できなかったら・・・・・・キミは死ぬ」


「怖っ」


「まぁ、いろいろ研究してからだね。そもそも慣性維持したまま収納されるか不明だし。どこからどこまで球と認識されるかもわからないし。でも、タヴの場合そうだから多分大丈夫」


「あとは、オレ様の投球次第って訳か。大丈夫だ。スピードも威力も正確性も強大化してやるからな」


「あとはいかに真っ直ぐ球を収納できるかだね。解放した瞬間、あらぬ方にすっ飛んだら危険だし――あ、とりあえず、頑丈さだけの特化した球できたよ」


 ギーメルがそう言うと部屋の上部が機械的に開き、ドローンがやってきた。


「とりあえずそれで試してみよう。二三番室の器具で手のひら固定して――えーと、まぁ、頑張ってボクはエクスプローダーやら、破片侵略弾とかの丸い奴作っとくから」


 なんかよくわからないこと言ってるけど、手のひら固定ってなんだか怖い。



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