とっても白熱しないドラゴン戦
そして、対ドラゴン。
『今日の飛び入り参加者は! 何と幼児!』
いや、さすがに幼児じゃないだろう。
『対するはグリーンドラゴン! 幼児は何か強力な魔法を持っているのでしょうか! それともただのハーフリングなのか! オッズが混沌としてきました! 両者構え――』
いや、ドラゴンさん構えというか、めっちゃよだれ垂らしながら鎖につながれているだけだけど。ちなみに、二足を歩行に前足(手?)が退化しており翼がないタイプのドラゴンだ。
『ファイ』
ドラゴンがうまい餌を見かけた、と、こちらに向かってきて。
「弾発射」
オレの手のひらから勢いよく出、弾丸に腹を貫通され死んだ。ドラゴンという的がでかい敵で良かったかもしれない。さっきの狼とかだったらもっと苦戦したかも。
てか、
「あっけな」
まあ、服も汚れなかったし良いか。
司会が何か叫んでいるが気にせず帰る。
「おー、お前すげえじゃんか」
と、闘技場の控え室に戻った後。体中何かの臓物、血まみれの上半身裸のマッチョメンに話しかけられた、顔も含めとてもワイルドな感じだ。
と、突然そのマッチョメンが抱きついてきた。
へ、変態だっ――いや、この文化圏では普通の挨拶なのか?
てか、せっかくきれいに決まった服が汚れる。臓物が押しつけられるより服の汚れを気にするオレだった。
・・・・・・また、風呂借りよう。なんかおまけで服くれるし。
てか、この人誰?
ハグをやめて名乗る、マッチョメン。
「名乗ってなかったな。オレの名前はコタロウ――裏の名前はワールドエンドのダレットだ。よろしくアサヒ」




