不思議な本屋さんをブックマーカーにしたら
↓以下、小説のネタバレを含みます。上記のURLの小説を読まれた上でこちらのエッセイも読まれることを強くおすすめします。※作者様には掲載のご許可をいただいています↓
月岡ユウキさん作
狐の本屋
https://kakuyomu.jp/works/16817330654631758744
こちらは活動をはじめた最初期に作らせていただいだアクセサリーその1。
この時は企画ではなくて、ふらりと読みに行かせていただき、インスピレーションが湧いたら作るというスタイルでした。(はい、作者様の許可なく勝手なことをやってます。心の広い作者様ばかりで本当によかったですが、良い子は真似しないでくださいね)
さて、制作の話に戻ります。
小説はちょっと不思議で可愛い短編でした。この短編をプロローグに『狐の本屋』を舞台にしたオムニバス形式か一話完結でお話の続きが読みたいと今でも思っています。老若男女楽しめる作品になりそうです!
読み終わって最初に決めたのは、本屋さんが舞台だからブックマーカーを作ろうということでした。安直と言われればその通りです、はい。
始終どこかぬくもりが感じられる作品だなぁと思ったので、トップにはウッドパーツを持ってきました。幾何学模様のパーツで、不思議な本屋への入口を表現したつもりです。また、少しだけ和風っぽさも出せて良かったかなと。
どんぐりや本と言った作中のキーアイテムを経て、紅白のフラワータッセルへ続く形にしたのはその後の少女の辿る道のようにしたかったから。
最後の紅白のフラワータッセルは『お嫁入り』の匂わせのためです。菊のイメージでつけています。と、いうのもちょうど友人の和婚に参加した直後だったんです。彼女の髪飾りが大輪の紅白の菊だったので、そのイメージに引っ張られました。差し色にもなり良かったと思っています。
赤い菊の花言葉が「愛情」「あなたを愛しています」、白い菊の花言葉は「思慕」「誠実」…花言葉って実によくできてますね。フラワーパーツを使うときに花言葉を意識するようになったのも、この時からです。
調べたらブックマーカー=しおりの語源は動詞の「枝折る(しおる)」かららしいです。意味は山道などを歩く際、迷わないように木の枝を折って道しるべとする動作のこととのことで…最後選ばれた少女に本屋のご主人が、御屋形様の元への道標として、しおりを手渡してもいいなぁなんて妄想したのでした。
ご希望いただき、作者様の元にお迎え頂きました(*´ω`*)
ありがとうございます♪大切にしていただけると嬉しいです!