プロローグ
「今 このときを 愛してる」の瑞希の彼、圭介がわから見たストーリーです。
「今 このときを 愛してる」と同時進行で読むのもよし、「今 このときを 愛してる」を読み終わってからでもよし、「愛する君へ」を読んでから、「今 このときを 愛してる」を読んでもよし・・・、どうぞ、ご自由にお楽しみください。
「今 このときを 愛してる」では書かれていない、エピソードもあります。
奇跡ってあるよな。
そんなの信じてもいなかったし、
そういうの興味も無かったし…。
出会いとか、運命とか、そういうのも俺はずっと信じていなかった。
君に会うまでは…。
出会わなければ良かったって思ったこともある。
こんなに苦しくなるなら、会わなかったら良かったって…。
だけど、やっぱり君に会えて良かったよ。
君に出会って、俺はどんどん変わっていった。
いや、変わったんじゃなくって、
俺が俺らしくなっていったのかもしれない。
君が、ありのままの俺を愛してくれたから、
俺は、ありのままの俺でいることができた。
強がってた俺のことも、弱い俺のことも、
君を愛してる俺のことも、
君が、どの俺も愛してくれたから、
俺は、俺でいることができた。
俺も、ありのままの君を、愛することができた。
きっと、君と出会ったことが、奇跡だったのかもしれないね。




