この日が人生で1番楽しく楽しかった日
パチッ
今日はいつもより早く目が覚めた。「わあぁぁぁ〜〜」ドキドキとワクワクが止まらないっ!集合場所はグラウンド。時間は正午。正午10分前には着こうと思う。
まずは、服選びだよね……!あんまこーゆー時の服とか分かんないんだけど……
じゃあコレとコレと……うんっ!いー感じじゃんっ!あとは、アクセとか髪型だよねぇー?アクセは、とりあえず真珠のネックレス、前髪は流していっか。
んー、髪型ねー?あっ!コレがいいかも!くるりんぱしてあとは編み込みっ!ちょっと難しいけど……あれっ?ここはどうするんだっけ?あ!そっか、ココはくるりんぱして……
もうすぐ正午!
持ち物はショルダーバッグで、中身は財布とクシ、ハンカチ。家を出よう!
わっ!
ユイナ……可愛い〜!!!
黒い短いズボンに上は白いTシャツに黒いカーディガン、バックを持っていたって言うシンプルなのだけど。可愛すぎるんですけどぉ!
「おーいっ!こっちっ!」
やっぱり私の方が早くて、後から来たユイナと合流。
{こんにちは}は肩苦しいので、とりあえず「おはよ」って言う。その後ユイナに案内してもらってユイナの家へ。
「わあーっ!おっきい家だねっ!」
ユイナの家はとっても大きくて、豪華だと思った。
「そんなんでもないよ、お父さんが少し仕事で成功して…」
「へぇー!なんの仕事?」
「………秘密」
その笑顔は少し寂しそうにも見えた。
「さっ、そんなことより、部屋に案内するよ」
長めの廊下を渡り、黒いドアを開けるとたくさんの花束が飾られていた。
「わあっ!キレーっ……」
黒モチーフにたくさんの物が飾ってあり、でもごちゃごちゃ感がなくて、整理整頓されている。
「すごいっ!」
私は興奮していた。
「さっ、それよりも…ご飯食べてないんでしょ?食べよ?」
ユイナが聞いてくれた。でも実はっ!
「ごめん、……ご飯食べてきちゃった………………」
それから少しの沈黙。ユイナは下を向いていた。
それからユイナは
「こっちこそ、決めてなかったしごめんね?私食べてなかったから、食べていい?」
「どうぞ遠慮なく!」
というわけで、ユイナはご飯を食べ始めた。
15分後、食べ終わったユイナと、一緒にゲームをした。「ルイなな」だ。私は《ルイなな》が大好きで、強い武器も持っている。《ルイなな》は王子に恋する騎士を操作するゲームで、操作次第で色んなゴールにたどり着くゲームで、とても面白い。ユイナも《ルイなな》をやっていて、気が合うねと話した。
私のキャラは元気キャラで、プラス機能は妖精。そしてユイナのキャラはクールキャラでプラス機能は透明になれる。
これはローカルという近くの人と一緒にプレイ出来るという機能が付いていて、一緒にゲームをした。
ゲームを堪能し、趣味を話し合った。ゲームが好きなのも絵を描くのが好きなのも一緒だった。好きな教科は私が数学、ユイナは理科だった。お互い理数系が得意で嬉しかった。
気づくと夜になっていた。すごく楽しかった。これまでもこれからも、この日はとても大事な日になる。この時の私はもっとこんなことが続くと思っていたけれど。
でも、この日が大事なのは変わらないから。
「今日は、ほんとにありがとう!お邪魔しましたっ!」
「……うん!バイバイ、また明日。」
次回はユイナ視点で行こうと思っています。
次回の投稿は明日か明後日になる予定です。