第 五 回(最終回)
さらに、二年が過ぎた。弘は、二十二歳である。
これは弘が普段やっていることなのだが、歩く時も「王様、王様、王様」と言いながら進んだ。
元、領地の住民たちは何も言えず、見つめた。
敵の変な苦労をして、生活がおかしくなって性格がキツくなった兵士に殴られそうになった時、弘は超頑張って逃げた。
一回逃げたら八日ぐらいは帰らなかった。
ある日、王様が三十日ぐらい消えて帰ると民衆が立ち上って、革命が起きていた。
元・家来が言った。
「王様、ラッキーだ」
王様は逃げて生活するのが上手いのであった。
革命軍のリーダーの十八歳の若者は、言った。
「王様は、犬小屋に住んでいたり隠れ生きたりしていたけど、この国の灯で皆の心の支えになっていたよ。民主国家になったけど王様に王様を貫いて欲しいんだ」
弘は軽く、深呼吸をして話す。
「王様はな、勝ったんだ。ずっと永遠に【絶対に始まらない国】の王様で、あり続けたんだ。だから、馬鹿な程に、遠回りしたけど王様なんだ」
弘は力強く言った。
お城を博物館にしてそこから、弘の好きな食べ物の店や心、落ち着く植物を植え、新たに造られた『想い出の道』を三百メートル程行った場所に皆は王様に店を、与えた。
弘は、何をするかを考えて絵を修練した。
『王様が、お客さんと楽しい一日、をテーマ』にイメージ画を、描く。弘は店を出して、頑張った。
国は商業で栄えたのであった。
終