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感情的

作者: 海星

介護の仕事を始めた頃先輩職員に「理不尽な事はいくらでもある。


だいたい認知症の人の行動は理不尽な物だ。


でも絶対に感情的にならないで。


感情的になったら負けだ」と言い聞かせられた。


私はそれ以来、『理知的』な言動を心掛けてきた。


果たして出来ていたかはわからないが。




私が食品企業の工場で品質管理の仕事をしていた時、LGBTの方が工員として入ってきた。


性別は男。


しかし彼は「女として扱って欲しい」と言った。


工場で雇い入れられてすぐに問題が起こった。


「男性の更衣室で着替えたくない」と彼は言ったのだ。


女性達に聞いたが「男を女子更衣室に入れたくはない」との事。


私は廃倉庫に連れて行き「ここなら内側から鍵もかかる。


ここで着替えて欲しい」と言った。


彼は深く傷ついたようだったが、その当時の私には本当にどうしようもなかった。


そして彼と話をするようになり「彼と性志向は違うけれど違うのはそこだけだ」と思うようになった。


そこでテレビ番組に出ていた所謂(いわゆる)「オカマ」と言う人達の話になった事があった。


ショービジネスに生きている「オカマ」の人達はコミカルさを売りにして、時に怪人的な演出をするらしい。


それはショービジネスに生きる「オカマ」にとっての処世術であり、非難される事ではないとの事だ。


だが、それで金銭を得ている「オカマ」と同じように自分らも「バケモノ」として見られて、笑い者にされたり気持ち悪がられたりする事があって辛い想いをする事が多い、という。


しかもそれで職を失う事はあっても、一円にもならないらしい。


つまり、ショービジネスでおどけている「オカマ」は彼ら、「静かに生きていきたいLGBT」の犠牲の上で金銭を得ている側面もある、と言う事だ。






だからと言ってLGBTの人達の言う事を何でも聞いている訳じゃない。


介護の仕事で一緒に働いているLGBTの女性に「介護の仕事は目上の方と接する仕事です。


ヒゲを剃りなさい」と言った事もある。


わかっている。


ホルモン注射を繰り返し、やっとはえてきた大切なヒゲだと言う事を。


でも普通の男性にも「ヒゲ剃って」と言うようにLGBTの女性にも言わなくちゃいけない。





話は逸れたが、正直マツコ・デラックス氏が「気持ち悪い」と言ったという話を聞いて頭に血がのぼった。


「お前がそれを言うなよ」と。


当事者でない私が感情のままに、駄文を書き連ねるべきではなかった。


申し訳ありませんでした。

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