純潔な君
※1話以上ある二次創作であるため、紹介のみにとどめさせていただきます。なろうurlを記載しておきましたので、コピーしてそちらへ飛んでいただくか、タイトル検索をしていただきますと本文を読むことができます。
『純潔な君』
作:ココナッツ様
url:https://ncode.syosetu.com/n2356fa/
【あらすじ(引用)】
ただの人間であるにも関わらず異様なほど美しい容姿を持つローレンスは、外見ばかり人に評価され、中身に自信がなかった。
半ば人間不信な彼は、人から嫌われる人魚と出会い、惹かれていく。
【登場キャラクター】
メアリ・シレーン
【原作との兼ね合い】
ほとんどなし。
【構成】
5話構成。
なお、原作でいうと約2話弱の長さです。
【ジャンル】
恋愛?
主人公(ローレンス(男))視点
【原作翻訳者:夢伽より】
(※若干のネタバレを含みます)
この話も、前にココナッツ様が書いてくれた『宝石の涙』と同様、少し神秘的で不思議な雰囲気が漂っています。特に最初に現れる、月光の海の下のメアリの様子は、想像するだけで綺麗ですね……。
原作よりも幼い設定ということで、またメアリをメアリ視点以外から見るというのはすごく新鮮で面白いです。原作よりもなんだかツンツンしてるような気もするけど、案外そんなものなのでしょうか笑。自分では分かりません笑。
> 「あなたって普通じゃなさそうな容姿をしているわりには、なにかあるわけではなかったのね。それじゃ、また明日ね」
メアリが全身から水を滴らせる姿に目を奪われ、気づくと彼女の無機質な青い瞳は去っていた。
このシーンは特に、この作中のメアリで一番気に入っています。冷たい一言をなんとはなしに放って、しかもそれで去ってしまうところが素敵ですね……。『無機質な青い瞳』という描写も好きです笑。
この話はメアリが好きな人で、しかもいろんなメアリを見たいという人にオススメだと思います。ラムズに愛されるときとはちょっと違った反応をするメアリにも注目してほしいところです。
最後のオチは特に気に入ってます。人魚という使族と人間との違いがありありと描かれていて、ここは特に原作であってもいいなぁなんて思いました。この残酷でいて美しい人魚の様子が、すごく『愛殺』らしいと思いましたね……。