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愛殺 ─あいころ─ 二次創作集  作者: 愛殺読者様
14/28

メイド服をミティに着せてみた! -remake-

【半二次創作】

・Twitter企画[#みんなの小説を私の文体でリメイク]より

 紅井エイル様による番外編「メイド服をミティに着せてみた!」リメイク


【キャラクター】

ミティ、レオン



*三人称視点 アレンジ/リメイク

 俺の前で、メイド服を着たミティがくるりと回転する。

 緑の髪の毛、赤い瞳、白い猫耳がメイド服とものすごくマッチしている。ミティに合わせて、濃い緑と白のメイド服にしてよかった。


 ヒラヒラのエプロンが、ミティが動くたびにふわっと揺れる。


 ミティは眠そうな赤い目を細めて、俺に言った。


「レオンはこんな服が好きなのォ~?」

「おう……。かわいいじゃん、メイド服」

「かわいいカナ~。僕が普段着てる服の方がかわいいヨ~」

「いやまあそうだけどさ!」


 ミティは興味深そうに自分の服を見下ろして、ふんふん頷いている。


 せっかくミティがメイド服を着ているんだからお願いしたいことがある。……でも聞いてくれんのかな?


 ごくりと唾を飲む。


 いや、男たるものここで言わないでいつ言う!? 


「み、ミティ……。俺のこと、レオン様って言ってみてくれない……?」


 よし、よく言った、よく言ったぞ、俺! 

 ミティは怪訝な顔で俺を見ている。やべえ、引かれた?


「ン~? どういうこと~?」

「いやーそのーほら。メイドって、誰かに仕えるもんだろ。だからその真似をするっていうか……」

「あァ~。分かったヨ、レオンがやりたいこと」


 ミティは悪戯っぽく笑ってスカートを持ち上げた。本当に分かったのか? ミティ察しが良すぎだろ。


「そのベッドに座ってください~? ご主人様~?」

「は、はい」


 俺が敬語になっちゃったんだけど!


 ミティから視線を外さないまま、恐る恐るベッドに座る。ミティは近付いて、こくっと首をかしげた。ベッドに座る俺の前で床の上に膝立ちをする。


 ──う、嘘だろ?!


 見下ろすと、ばりばり谷間が見える。胸元が開いているメイド服を選んだ俺、本当いい仕事した。


「レオン様の血を、分けてくれませんか~?」

「え?! そ、そうくる?!」


 てっきりイケナイことなのかと思ったわ……。


「お願いしますゥ~。いいでショ~?」

「いやいやいやいや……」


 ミティは上目遣いで俺をじっと見ている。かわいい。メイド服のミティ、すごくかわいい。


 ホワンとした目付きで、ミティは俺の手を触る。


「僕、血が飲みたくなっちゃったんデス~。お願いデス~。レオン様ァ~」

「あ、はい。そうだよな。うん、分かる分かる、飲みたいよな。おっけー」


 自分でも何言ってるのか分かんない。けどこんなかわいいメイドに頼まれたら嫌だなんて言えるわけないって。

 いや待ってよ!? 俺がご主人様だから俺が命令するんじゃ────。


 ミティは柔らかく微笑んで立ち上がる。俺の頬をちょんとつついたあと、スカートを広げてお辞儀をした。


「悪戯してごめんなさい~。うそデス~。レオン様は流されやすいナ~」


 はいはい、そうですか。もうなんでもいいよ。ありがとうございます。


「レオン様がお願いしないとダメでショ~?」

「お、おう……。たしかにそうだな。なにをお願いしたらいんだろ……」


 もちろんお願いしたいことなら山ほどある。だけど、そのうち『どこまでならお願いしていいのか』って話だ。

 ミティはヴァンピールだし多少過激なお願いでももしかしたら……。いやいや、けどさすがにそれは……。


「ご主人様~、お願いまだデスカ~? 早くしてクダサイ~」

「いや、その……ほら。な?」


 なにが『ほら』なんだよ!


 さっとミティから目を逸らす。


 俺のお願いを聞いてレオン様って呼んでくれたしもう十分だろ。これ以上頼むのは男が廃る──いや待てよ? むしろ頼まない方が廃るか?


「じゃあ……ほっぺにキス……してくれる?」

「そんなんでいいノ~? 分かりました、レオン様ァ~」


 そんなんでいい……。


 もっと上もできたのか……。


 ミティは俺のそばに近寄って、肩に手を乗せた。


 ミティに見下ろされる、この構図はなんかいいな……。なんかドキドキする。


 あ、俺のレオンが起きて――!


 お前は寝てろよ! ……しかたないのは分かるけどな!


 我に返ればミティの顔が近づいてきていた。


 眠そうな瞼はぱちっと閉じられている。


 ふっくらした唇が俺の視界を掠めたあと、頬に当たった。暖かくて柔らかい。さらに距離が近いせいか甘くていい匂いがする。


「これでイイ~?」

「十分です。ありがとうございました、ミティ様」

「アレ~? 僕がご主人様の方がよかったんじゃない~?」


 み、ミティがご主人様……。


 俺何考えてんだ、もうやめよう。


 心臓のバクバクをなんとか押さえつけて、ふうっと息を吐いた。


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