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どこかで誰かが不憫なシリーズ

モテたい俺の最大の困惑

作者: 北西みなみ

いや、これどうしろと?


無言で打ちひしがれる人間を目の前にして、俺、山下一樹は思った。


さて、俺が今こんな状況に陥っている原因を話す前に、説明しなければならないことがある。


うちの高校、なんだかんだでクラスの結束が強く、男女ともにそれなりにわいわい仲良くやってる方だと思ってる。そん中に、エイミーというあだ名のクラスメイトがいる。


何でも、元々の名前と若草物語のエイミーからきてるらしいが、俺、若草物語読んだことないから、わかんね。なんか、末っ子っぽい、ていうイメージらしい。


確かに、皆同い年なのにぽやっとしてるっていうか、何かぼーっとして誘拐とかされそうな感じすんもんな。納得。


で、こいつの恋バナに、皆が協力という名の悪乗りをしようって話になって、色々考えて数ヶ月。


何でも、小さい頃からの幼馴染みらしいんだが、優しくて格好良くて最高なんだが、どれだけアプローチしてもさらっと流され、いつもと態度が全く変わんねぇらしい。


なんだ、そいつ。エイミーは、俺の好みじゃねーけど、レベルは高い。ぽえぽえしてる分、人気は結構あるやつだってのに、そいつから言い寄られて、気付きもしねえって、なんだその鈍感系ヒーロー。


どうせ、無自覚いちゃらぶとかやったりしてんだろ? け、やってらんねーな。せいぜい幼馴染を苦しめて、いつか気付いて後悔しやがれ、と思ってたんだが、何故か俺も応援メンバーに入れられた。


因みに、「今まで普通に隣にいた幼なじみが離れていきそうになることで相手への思いを意識させよう大作戦」だそうな。


長いわ! あと、そのまんまか! と名付け親のセンスのなさを心の中で突っ込んでいたら、いきなりセンスなし女と目があった。


「偽の彼氏役はあんただからね」


「はぁ!? なんで俺が」


「だって、噛ませ役っぽい顔してるじゃない」


相変わらずの暴言にムカつく。こいつは口を開けば嫌味のオンパレード。最初っからそうだった。


「ぁ? 相変わらずおめーは……」


「ほら、その顔。やっぱりあんまり素敵だったり真面目そうな相手を当て馬にすると、相手が祝福しちゃうかもしれないからね。何でこんな奴に! って相手が一番だと思うの」


「っざけんなよ、てめーこの……」


「『はーい、山下一樹十六歳、リア充になりたいんで彼女募集中でーす! お試しでもいいから付き合ってもらえる人、挙手ー』」


「な……」


はくはくと無意味に口を開け閉めするも、何も言えなかった。


「どっかの誰かさんの言葉よね。良かったじゃない、一瞬だけでもリア充っぽいわよー?」


駄目だ。こいつに口で勝てる気はしねぇ。。


俺はがっくりと項垂れた。


「まぁまぁ、いいんちょ。一樹をいじめないで」


「甘いわ、委員長。こういうやつは、常に鼻っ柱を折っておかないと、何をしでかすか分からないんだから」


「まぁまぁ。……それはそれとして、一樹、手伝ってやりなよ。いーじゃん」


「何で俺が……」


「だってさ」


男子委員長がそっと顔を近づけ、俺だけに聞こえるように言う。


「『自分を好きでも何でもない女の子のために力を貸してくれる一樹君ってちょーイケメン』『かっこいいよねー』『いやーん、付き合ってほしー』ってなるかもしれないじゃん」


……お前、天才か!


俺は、委員長と固い握手を交わした。


「いよっしゃ、仕方がねぇな、この俺が、クラスメイトのために一肌脱いでやろう!」


「え、本当にいいの? ありがとう!」


エイミーが眼を輝かせて喜ぶ。


「いやいやいいってことよ! 困ってるクラスメイトがいるなら、助けるのは当然のことだからな!」


てか、感謝するのは俺の方だしな! 俺にモテ期をもたらしてくれる訳だからな。頼んだぜ、せいぜい皆に分かりやすく感謝してくれよな、エイミー!


すっかりテンション上がっていた俺は、エイミーの感謝にますます明るい未来を予感し、笑いが止まらなかった。すぐ近くで交わされる会話なんて全然気付いてもなかった。


「……単純なやつ」


「おや、いいんちょ、こちらの話を盗み聞きかい?」


「聞いてないけど分かるわよ。どうせ、『クラスメイトを助けてやったら女の子にモテモテだよ』とでも言ったんでしょう?」


「おぉさすが! 正解」


「ま、あの単純馬鹿の反応見てりゃ、分かるわよ。結果がかわいそうなことまで含めてね」


「うーん、でも、あのおバカっぷりが可愛いって言われて、それなりに人気あるんだよ? 本人気付いてないけど」


「趣味悪いわね」


「まぁ、おバカだけど愚かではないからね。結構悪くない物件だとは思うんだよ?」


「私は遠慮するわー」


なんて言われてたなんて、な。


「……うーん、やっぱりそう簡単にはいかないか」


「おう、どうした親友? ため息ついて」


「いや、何でもない。それよりうまく頑張れよ」


「おぅ!」



そうしてエイミーと幼なじみが会うときに、俺がついてって、嫉妬させる作戦を決行した訳だが。


結果は大失敗だった。いや、狙いは当たったんだが。


エイミーを見つけて顔を輝かせた男は、エイミーの手が俺の腕に絡んでるのを見て、ショックな顔をしていた。


お? これは結構エイミーの勝ち濃厚なんじゃねぇの? と、思った俺は、そのあとに来る輝かしい未来を思ってひっそりほくそ笑んだ。


が、次の瞬間、目の前の男からヤクザすら裸足で逃げていきそーな重苦しく寒いブリザードが発生した。


ちょっ! こえーよ、お前の幼なじみ! と、横を見ると、エイミーが真っ青になっている。エイミーにとってもこの怒りは耐性がなかったらしい。しかし、エイミーが視線を合わせようとしないことで、男が発する冷気はますます強くなり、俺に対する視線は、そろそろ俺を物理的に貫けるんじゃねぇかって勢いだった。


や、殺られる!


本格的に恐怖を感じた俺は腕を動かしてエイミーをせっつく。


おい、どうするんだ? 続行か? ばらすのか?


そんな風に念を込めたってのに、エイミーはよりによって俺にすがり付くような視線を寄越しやがった。


ちょっ! おまっ! お前俺を殺す気か!?


慌てる俺たちをじっくり見つめ、男がゆっくり話し出す。


「絵美?」


「お、おはよー」


今夕方だぞ。


渾身のボケ? にも表情を動かさない男に、エイミーが焦ってるのが分かる。


「え、えへへ」


笑ってごまかすも、敵は全く微動だにせず、ただ一言、「どういうこと?」と。


こぇー! ちょーこぇーよ!


俺は、必死に友好的な笑顔で踏みとどまった。


俺は敵じゃないですよー、無関係ですよーってなもんだ。


俺の笑顔は、敵意なくすと評判だからな。ま、一部「その間抜け面を警戒するのが馬鹿馬鹿しくなるだけよ」とかぬかすやつもいたが気にすまい。


俺は、しどもどお芝居の設定通りに話すエイミーを横目に、必死に敵意がないことをアピールし続けた。その甲斐あってか俺は無事に死なずに済んだんだが。


「暫く声聞きたくないかも。連絡もしないで」


男は全てを拒否る勢いでくるりと背を向け俺らから去っていった。


「え?」


エイミーが慌てて「待って、違うの! 話を聞いて!」と叫んでいるが、振り返りもしない。


俺も、勇気を振り絞って「あの!」と声かけたんだか、当然止まってくれるわけもなかった。


「たぁくん、待って……」


泣きながらへたりこむエイミーにはっとして、追いかけるべく男の去った角に走ったが、そこで見えたのは、ものすっげー速さで走り去る男の後ろ姿だけだった。



次の日、クラスの雰囲気は最悪だった。理由は他でもない。死にそうな勢いで落ち込んでるやつがいるからだ。


「たーくんが電話に出てくれないの……」


声がすっげー萎れてる。


「朝、おうち寄ったのにもういませんって……」


クラスの末っ子として可愛がられていたエイミーのあまりの落ち込みように、皆もつられて下を向き、まるでお通夜のような状態になっていた ――授業に来た先生すらびびって、何があったんだ? と聞いてきた―― 。


「どうしよう」


「どうしようねぇ。まさかいきなり完全シャットアウトとは……」


皆で緊急会議を開くも、いい案は出ず。まぁ、本人に会ったことあるのがそもそも数人しかいないからな。昨日会っただけの俺を含めて。


「たーくん、約束破るの嫌いなのに、勝手に二人で会う約束破っちゃったから、怒っちゃったんだ……」


そういう情報はもっと前に教えておくべきだと思うぞ。


「このまま許してくれなかったらどうしよう」


まぁ、暫くはしょうがねぇかもな。


「たーくんに嫌われちゃったぁ」


は?


聞き間違えかと耳をほじるも、おかしな泣き言は止まらない。


「いや、ありゃ完璧腹は立ててっけど、嫌われてはねぇだろ」


「うそ。だってたーくん無視した」


「いや、ねぇって。だってあいつ傷付いた顔して走ってったぜ?」


ありゃ、どうみたってどうでもいい女に約束破られて腹立ったって態度じゃねぇって。


むしろ、大事な女に裏切られた気がして怒ってるってことだから、ここで間違えなけりゃ、雨降ったら筍とかいうやつになんじゃねぇのか?


俺がそう言ってみるも、うじうじ泣き言は止まらない。それどころか、クラス中が俺に自分の言ったことをエイミーに証明しろみてぇな雰囲気になって、なんやかんやで男に話を聞きに行くことになってしまった。


俺としては面倒なんだが、いつまでもエイミーにぐずぐず言われるのもこれまた面倒だからな。仕方ねぇから行ってやることにした。メンツは、俺と両学級委員長、それにエイミーといつも昼飯食べてるやつに、エイミーと同じ班のやつ。それからエイミー。皆でぞろぞろと学校を出る。


たーくんとやらは部活で毎日遅くなるってんで皆で改札の見えるファストフード店に入り、二、三時間は粘る、何故か今日は奇跡的に部活がなかったらしい。寧ろ少し遅けりゃ捕まえ損ねてたくらいの早いタイミングで確保することが出来た。


で。


エイミーは土壇場で聞くのが怖いと言って隠れやがったんで、俺たちで呼び止め、俺とエイミーが付き合ってないことのネタバレをしたわけだが。。。


その結果、出来上がったのが、この絶望を体現したような人間。


いやまぁ気持ちはわかる。気持ちはよく分かる。俺だって、十年以上ずっとリア充だと思ってたのにそれが勘違いだったとか立ち直れねぇ。けど、なぁ?


「部活のない日、いつもデートしてた。動物園も遊園地も行ったし、映画も見た。互いの部屋で二人っきりで一日中過ごしてることだってあった」


エイミー、お前、これ全部幼馴染の遊びだって思ってたのか? デートの定番ばっかじゃねぇか。


「誕生日は、毎年日が変わると同時にお祝いするために、特別にその日だけは日付変わるまで互いの家にいさせてもらってたんだ」


親公認ですか、そうですか。あー、でも、それが昔っからだったってんなら、家族ぐるみで仲いいだけって勘違いしちまうのも無理がない……の、か?


「毎晩電話して好きだって言って、その度に相手からも大好きって言ってもらってた」


……。友情? 友情ってなんだって気になってきた。


「クリスマスだって、中学まではお互いの家族で一緒にやってたけど、前回は高校生になったから二人でやったし。彼女が好きなの知ってるから、頑張って可愛いキャンドル探してムード出そうとしてみたり」


クリスマス……。二人っきり……。暗闇の中キャンドルで見つめ合う……。いやもうそれ、寧ろどう考えたら恋人同士じゃないって思えるんだ?


「一緒に歩く時は手を繋いでて、最近はあっちから腕組んできたりして、抱きしめても頬にキスしても嫌そうにされたりなんてすることなくって、むしろ嬉しそうにしてくれてて」


言っているうちにこらえきれない何かがこみ上げているのか、段々とたーくんの口調が速く荒くなっていく。


とりあえず一旦ヒートダウンしてほしくて言葉を探すも、適当な掛け声が見つからない。


「彼女が編み物好きだから、僕らの子供はセーターとか買う必要ないかもねって言ったら、任せてって胸叩かれたんだけど、これって、自分の子供と僕の子供、それぞれ両方に作ってくれるって意味だったんだと思う?」


え、エイミー!! お前、何考えて生きてるんだ! 寧ろこれでどうしたら付き合ったことになるんだよ!? 何か? 突き合えってか!!?


心の中で絶叫しつつ、答えを探すも見つからねぇ。周りも当然同じだったようで、もごもごと意味もないことを言うしかできなかった。たぁくんはそんな俺らの反応に構わず、しゃべり続ける。


「うちの母さんと一緒に料理作って、僕の家庭の味はばっちりだから安心してって得意気に感想聞いてきたりするような女の子と、僕は付き合ってなかったと思う?」



エイミィー!!!!


多分、俺ら五人の気持ちは一つだった。


エイミーお前、これどういうことだー!!


今すぐエイミーの首根っこ引っ捕まえて差し出したかったが、躊躇したのは他でもない。こんだけされておきながら、まだ付き合ってないのー、などと抜かすエイミーと下手に会わせたら、目の前にいるたーくんがエイミーのやつに致命傷喰らって死ぬんじゃないだろうかと思ったからだ。


皆も同じようなもんだったんだろう。目と目でどうする? とか、誰か何とかしろよといった声なき会話が繰り広げられる。


「はぁ………」


たーくんのため息に、皆揃ったようにびくりと肩が震える。これ以上聞きたくねぇ。俺はこれ以上ダメージ受けんのは嫌だ!


そう思ったが、がっくりと項垂れるたーくんを放っておけなかったのか、嫌味女が意を決して話しかける。


「こ、告白がなかったから、付き合ってると自信持てなかった、とか……」


「君のことが何より好きだから、君とずっと一緒にいたい。僕と付き合ってくれる? って言ったら、勿論! 私もだよって言ってくれたのって、告白に入らなかったと思う?」


間髪入れずに帰ってきた言葉に撃沈する俺ら。


エイミーーーー!!!! お前どこの幼馴染みと付き合ってないんだったっけー!?


もう、俺には分からない。付き合うって何なんだ………?


掛ける言葉も、適当に切り上げて帰る勇気も失った俺らは、たーくんを無言で見つめた。


「……部活、やめようかな」


「「「「「「え!?」」」」」」


酷く投げやりな声に、反射的に声が出る。だが、たーくんはそんな俺らに構わず、独り言のように話を続ける。


「部活やめて転校して日がな一日べったりひっついてれば僕の気持ちに気付いてくれるかな?」


待て待て待て! 確かあれだろ? たーくんは野球部エースで四番の皆からすっげー期待されてる選手なんだろ? そんなん簡単に辞めていいのか? いやダメだろ!


だが、必死に止めようとした俺たちは、たーくんの言葉に何も言えなくなる。


「もう、何していいかなんて分かんないんだよ!!」


た、確かにそりゃそうだけどよ……。でも、お前、好きだったんじゃないのか? 野球。好きなこと犠牲にして付き合うのって、きつくねぇ?


そう言いたいが、会ったばっかの他人である俺らが口挟めるようなもんでもない。どうすりゃいいんだ、これ……。


重苦しい雰囲気の中、暫く沈黙が続く。やがて、ばつの悪そうな顔したたーくんが踵を返した。


「……悪い。帰る」


だが、救いは用意されていた。


「ま、待って! いっちゃやだ!」


一直線に飛びついてきたエイミーに、たーくんの眉間の皺が消える。


そっからは早かった。


俺たちが悩んでたのは何だったんだってくらい、あってぇ間に機嫌を直して、ついでにお持ち帰りされていくエイミー。


ま、そうだよな。いつだってお姫様を救うのが王子であるように、王子を救うのは姫って決まってるもんだ。はっきり言って、悪魔にしか思えねぇけど、あいつにとっちゃたった一人の姫なんだもんな。


とりあえず色々あったが、もうここまでくりゃ問題ねぇだろ。


よし、エイミー。両想いになったそのパワーで、俺にモテ期をもたらしてくれよ! 疲れ切った分、期待してるぜ!


無理矢理元気を引き出した俺は、疲れ果てたやつらと家に帰った。


次の日。


「た、たーくんと、恋人同士に、なりました」


真っ赤な顔して小声で報告するエイミー。


いや、お前あれで付き合いませんでした、とかいったらマジで怒るぞ? 月ならぬたーくんに代わってお仕置きすんぞ?


「おめでとー! で、付き合うことになった感想は?」


「え。え、と。嬉しい、です」


「それだけー?」


「え、あ、あとは、ちょ、ちょと困るかな?」


「え、何が? 詳しく吐け。さぁ吐け」


「い、いや、その。今まで好きだって言ってたつもりだったけど伝わってなかったから、これからは、分かるようにはっきり好きだって伝えるねって……」


おい。


「きゃー! 何それ、素敵ー!」

「私も言われてみたーい」


外野はすげー盛り上がっているが、昨日の惨状を見ていた俺たちは、物凄ーく微妙な顔だった。


たーくんよ……。


「それから、しょっちゅう恥ずかしいことばっか言ってくるんだよ? 困るよぉ」


「えー、いいじゃん。好きな人から困るくらい愛を囁かれるなんてー」


「遂にエイミーも彼氏持ちかー。いい? エイミー。避妊だけは絶対にしてもらいなさいよ?」


「ば、馬鹿言わないで! たーくんそんなことするような人じゃないもの! け、結婚するまでそういうのはありません!」


俺、もう昨日やってっと思ってたんだが……。だってそうだろ? ひょいって姫抱っこでお持ち帰りだぜ? 長年付き合ってたのが嘘だったところからの大逆転劇だぜ? そこは勢いでもういきつくとこまでいってんじゃねーの!? え、ちゅーすらあの一回だけ!??


たーくん、お前、すげーよ。俺にはどうしてもこれを好きでい続けられる自信、ねーわ。最初なんも知んねぇで、苦しんで爆発しやがれ、とか言ってごめんな……。


俺は、そっとたーくんの今後の幸福を祈った。






因みに、俺にモテ期は訪れなかった。ちくしょー!!

はい、絵美側の外野視点でした。うん、可哀そうに。運が悪かったんだ。ただ、それだけだったんだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 頑張れ一樹くん!
[気になる点] >寧ろこれでどうしたら付き合ったことになるんだよ!? 文脈的には、どうしたら付き合ってないことになるんだよ!?、ではないかと……。
[良い点] ですよねーw [一言] 最初は何なんだこいつって思って読み進めるうちにこいつとってもかわいそう、 とてもいたたまれないと思った彼のサイドですね。 全員の困惑具合が実に面白い。 周り全体の…
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