表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スイートライフ 1部  作者: 冬坂ワタル
4/12

2.友達2

2.友達2


部活紹介は体育館に移動して教員から説明を受けるだけで終了した

部活紹介の時に志望する部活を決める方針だったけど、訳あって3日後に締切が延びたようだ


放課後、自宅の食料補充のため水守とスーパーに行く約束をして校門の前で合流するということで待っていたら、水守が女子と一緒に歩いてきた


「お待たせ!ゆーちゃん、待った?」

「いや、そんなに待ってないよ。その子は…?」


俺は、頭の左側にポニーテールを作った華奢な身体つきで身長が140cmくらいの女子に目を向けた。その女子は俺と目が合って…恥ずかしそうに水守の後ろに隠れた


「あ、え〜と、ね。この子は私たちと同じクラスの芹ちゃん。ほらっ、芹ちゃん、自己紹介っ!」

そう言って、水守が芹という女子を後ろから前へ突き出した

「え、ちょっ!水守ちゃん!?」


前へ突き出された彼女は、どう自己紹介したらいいのか分からないのかモジモジしている


「…………。」

「…………。」


彼女から話し出すのを待っていたが、なんか可哀想になってきて


「えっと、はじめまして。水守のお隣さん兼幼馴染みの天野優真です。よろしく!」

「は、はい。ごめんなさい。私は冬坂芹って言います。クラスは…一緒でしたね。あ、陸上部希望です。よろしくお願いします。」


芹ちゃんは緊張しながらも自己紹介をしてくれて最後にペコリと一礼をして、また水守の後ろに隠れてしまった


(…ん?冬坂?零太さんの妹??)


その疑問は水守の説明ですぐに晴れた


「芹ちゃんは零太さんの妹だよ。」

「へー、零太さんの妹なんだ!」

「私、お兄のこと嫌い…。」

「え…?」

「その辺は色々あるんだよ。ゆーちゃん。」


校門前で少し会話して芹ちゃんと別れたあと、俺と水守は家に帰ることにした


「ゆーちゃん、今日も“こっち”で食べるでしょ?」

「うん。少し寝てるから起こして。」

「えへへ。じゃあ、時間になったら起こしに行くね!」


水守と別れて自宅の中に入る


(なんか今日は、色んな人と出会ったな。彗君に零太さん、零太さんの妹の芹ちゃん、零太さんと芹ちゃんはただの兄妹じゃないみたいだし…。これからどうなっていくのかな…?)


そんなことを考えながら、力無くベッドに倒れて眠りについた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ