4.好きから好きへ
4.好きから好きへ
9月に入った。もうすぐゆーちゃんの誕生日だ
誕生日に…私は、ゆーちゃんに…。
「水守ちゃん、どうしたの?顔が赤いよ?」
昼休み、ゆーちゃんとお弁当を食べる予定だったけど、ゆーちゃんは先生の手伝いに呼ばれた。だから、芹ちゃんと中庭でお弁当を食べることにした
「え??顔が赤い??」
「うん。赤いよ??」
「た、太陽の照りが少し強いからだよ〜。」
「そっか!じゃあ、教室に帰ろっか。」
放課後、私はゆーちゃんと帰路に着いた
「ごめんな。一緒にお弁当食べられなくて。」
「ううん。先生の頼みごとだもん。仕方ないよ。」
「そういや、昨日の夕方に母さん達から手紙が届いてたわ。」
「え!?真矢さん達から??」
「おう。今は手元に無いからあまり覚えてないけどら俺の誕生日の前日から3日間帰ってくるらしいぞ。それとその手紙を花月さんと英弥さんにも見せるようにって書いてあったな。」
「へ〜!!あとでその手紙、私にも見せてよ!」
「うん。いいよ。」
(ゆーちゃんと付き合うことになったら許可もらわなくちゃ!)
そんなことを考えちゃった
「今回はどんなモノを持って帰ってくるのかな?あー、楽しみ!ん?どこに居るんだっけ?」
「今は南アメリカ辺りだった気がする。多分、コーヒー豆でも持って帰ってくるんじゃないかな?」
「そっかぁ〜。私、コーヒー飲めないからあんまり興味ないや。」
「そっかそっか、優貴と真矢は16日に帰ってくるのか〜!」
「ひさしぶりね〜。17日は優真君の誕生日だし、何か考えてるのかしらね。」
「きっと考えてますよ。祝い事とか大好きですし。」
水守の祝い事などを大切にするのはウチの親の影響なんだとこのとき理解した
「ミモも優真の誕生日に何かするみたいよ??」
「ちょっ!!お姉ちゃん!なんで今言っちゃうのよ!!」
「後戻り出来ないようにするために。」
「へ〜。水守、何を企んでるんだ?」
「……。ナイショ。」
「え?」
「内緒だよ!まだ…内緒。ゆーちゃんに喜んでもらいたいから。」
私は赤面しながらも、笑顔でそう告げた
ゆーちゃんが私のことをどう想っているのか分からないし、告白できるかも、喜んでくれるかも分からないけど。




