24 危険は回避
白雪が小学生の頃、とある転入生が入ってきた。
小学生ながらも綺麗な顔の少年。その少年は、白雪のクラスへと転入してきた。一気に彼への注目度はあがり、人気者へと格が上がった。そのことに不満を言う人もおらず、というか彼の家柄が日本の警察のトップ警視総監を祖父にもつし、両親共々警察のお偉いさんでもあるし、彼の性格もいい。
そんな彼に好意をよせる女子が多く、白雪の周りの女子たちも騒ぐ。
「しらちゃん、好きな人はいるの?私は、」
皆、『最一樹』と口にする。
「…そう、頑張ってね。私は別にいるから」
そう、無表情で告げる。興味もないし、もし最が好きだと言えばなにが起こるのか…面倒。
そんな彼のタイプとか、想い人がいるのか、探りが入りだす。そして、彼は漏らした。好きな人がいると。それから、想い人探しが始まり殺伐とした空気が溢れ出す。
白雪はというと常に無関心で、一人行動。
そんな彼女を見つめる少年、最一樹がいた。
とある日、白雪が放課後にのこっていたとき最一樹が現れた。
「あ、白雪さん…」
自己紹介で、白雪といった覚えがない白雪は眉間にシワをよせた。
「あの、さ!……え、と」
「?」
白雪はチラリと時計をみた。次、仕事がある。はやく、して欲しい。
「好きです、白雪さん!」
「…………?」
「…へ、返事はいつでもいいから!」
走り去ろうとする、彼に
「私、好きな人がいる。その人しか一生愛せない」
そう呟けば、彼は目を見開いてこちらを振り向いた。
「一生…?そんなの、変わるじゃん?」
「アナタがそう言うのなら、私への好意も変わるってことでしょう?でも、私は彼への想いは変わらない。」
そう断言する、そして、白雪は帰った。
………面倒だ、我が一家は指名手配されている。顔は完璧にバレていない。しかし、彼の家は敵だ。
ああ、関わってしまった。
「転校しよう」
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