表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

第二章〜挑戦者

少しずつ書いてます。宜しく御願い申し上げます。

さて、開店初日。

日にち的には、これは偶然であるが、縁起えんぎ良くも、7月7日の7並び。

『限界』という不吉の名のコンビニエンス・ストアの店頭に立ったのはオーナーであり店長の真臣と、アルバイトの左慈さじ硝子しょうこのへたり。

硝子は地元の大学に一回生として通う学生アルバイトだ。体育会系のサークルに所属しており、肌の色も真っ黒に日焼けしていたし、全身のまとった筋肉のよろいが実に力強く、頼り甲斐かみありそうに見えた。

硝子がアルバイトに入ったのは彼女が大学に入学して後であったから、勤続年数にすれば、4ヶ月に満たなかった。

が、その活動的に見えるショートヘアの下に光る健康的なひとみや、血色の良い唇は、真臣のお気に入りとなるところであった。

「さあ、硝子クン。開店だ。頑張っていくよ」

真臣が声を張り上げると、

「はい。店長。初日はどんなお客様がおみえになるのでしょうね」

硝子も楽しげである。

意気揚々と真臣も応えた。

「我々は神様だ。無礼な客は蹴落けおとしておくよ。なにしろ、客どもは他に行く店などないのだ。なにをされたってここで買い物するしか生きる道はないのだからな。お客様は神様などといえ迷信をぶち壊してやろう。我々のちからで、ね」

店名を示すロゴマークがバックライトに光り始めた。

御読みになって頂きまして、誠に有り難う御座いました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ