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第一章〜世界一不便な場所にコンビニを移転しました。

御早う御座います。書きました。

ある日、次から次へと来店する悪質クレーマーたちの数々の暴挙に耐えかねて、とうとう経営者である真臣は決心してしまったのである。

『今まで、どいつもこいつも、お客様は神様だみたいなわけのわからぬ論理をかざして威張いばり散らしてきた客どもめ!もうこれ以上、思い通りにはさせないぞ!たった今から、お客様は神様ではない!この俺が神様になるのだ!俺にはその選択肢が残されていたのだぞ!驚いたか!?地の利を利用して、な。まぁ、見ていよ!お楽しみに、な』

などと真臣はこころの中で息巻き、ほくそ笑んだのであった。

自らのアイディアⅡ酔って。

そう。もとよりこの近辺には半径数百キロにわたって他のコンビニは存在せず、それでいて、地域の人口はとても、多いのである。コンビニの需要は多いのだが、どういえわけかコンビニが乱立しないのである。従って人々は、いやが応でも真臣の経営するコンビニを利用しないわけにはいかなかったのである。

その強みを利用して…真臣は自身の店を、世界一不便な場所に移転してみせたのである。

その名も『限界屋』

世界一不便な場所にあるコンビニとして、見事ギネスブックに載ることにも成功したのである。

そう。店員は神様。天空のコンビニに、下々(しもじも)のもの、客どもは努力を重ねて辿たどり着いてみせよ、ということなのであった。

御読みになって頂きまして、誠に有り難う御座いました。

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