表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/19

11

私は今は写真館に来ている。


祖父亡き後、写真館をどうするか親戚や両親が悩んだでいた。

 

最期に祖父が残してくれた手紙に、もし、美夜がこの写真館を好きでいくれるのなら後を継いで欲しい、そう書かれていた。


最初は、沢山悩んだし、やっていけるのか不安だったけど、両親の助けも受けながら、祖父が大切にしてきたこの写真館を残したいと思うようになった。


写真の撮り方は、小さい頃から教わっていたし、これからもっと勉強もしていけば大変かも知れないけど頑張れるような気がしている。

ふと、祖母の写真が目にはいる、写真でしかみたことがない祖母。


もしかしたらこの方法を使えば過去に戻れるかもしれないと思い付いたのである。


携帯で次の満月の日を確かめる。1週間後が満月の日だった。


ノートによると会いたい人物が生まれる前に亡くなっていても自分の今の姿で会うことが出来るのだという。


掃除を終えると2階に上がっていく、これから実家を出てここで独り暮らしをしようとしている。


今日はもう遅いので明日にし、風呂に入ることにした。


全て終えると、布団を敷いた、祖父の匂いがして、少し悲しくなった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ