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戻った後、少しの間、悲しみが押し寄せてきた。


だけど私は、過去に戻る選択をしてよかったと思う。


あの時言えなかった自分の気持ちを過去に行き伝えることが出来た。


その事だけでも残りの人生を少しでも後悔なく生きていけるような気がした。


「本当にありがとう。戻れて本当によかった」


この思い出を忘れぬよう、日記帳に想いを綴った。


代金を払い、写真館を出る準備をする、女性が言う。


「今回撮ったお写真は後日御自宅にお送り致しますね」


「はい、分かりました」


「またお越しになった際は、記念に写真でも撮りに来てくださいね」


「ええ、そうするわね」


扉を開ける、空は雲1つない青空だった。


老婦は、歩き出す、一歩一歩、その姿は、来たときよりも晴れやかな顔をしていた。



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