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……どんなに理不尽だと思えるような事柄であろうとも、……より大きな壁が自分側に迫って来るのなら、それは、私側が見なければならなかったものであり、どんなに理不尽だと思えるような状況や状態であろうとも、完全に自分側に非がない状態などそう無いものです。
そう考えるなら、この疲弊し切った状態は、誰かに非を擦りつけるような更に傷を拡げるような行為は出来ないのだから、そういった一面を思えばよいことなのかもしれません。
……そして、もっというなら、……より賢明な方は、私のような精神状態にならずともそのような選択をされるのだろうと思います。