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遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
いろいろありすぎて、頭がパンクしそうな一日だった。
部屋に帰ってから、一人では飲み込みきれなくてアンナに相談することにした。
「ちょっと!そんな面白いことをなんで黙ってたの!まさかレイモンド様に告白されてるだなんて誰が思うのよ。しかもアルバート殿下までやられちゃってるし。レイモンド様ってクールで冷たい神童と呼ばれるお方なのよ?今度アイリーンと一緒にいるところに連れていってよ!」
「それはいいけど。そんなことより私に空前のモテ期が来ていることが問題なの!魔女裁判とかにかけられないかな……。」
「いやいや、この学校にいる女子は皆魔女でしょ?混乱しすぎて頭がおかしくなっちゃったんじゃない?」
「そうかも。その上ヘンリーが恋愛で悩んでいたなんて……。」
「それこそあり得ないでしょ。あいつすごいシスコンなのに。」
「まあ確かにちょっと過保護なところはあるけどさ。」
「ないない。あの腹黒い弟に限ってそんなことはあるわけないよ。」
そんなものかな?
私は今一番気になっていることをアンナに尋ねた。
「アンナはさ、恋したときはどんな感じだった?」
「おっ。あんたもやっと恋する気になったね?それってレイモンド様の影響?」
「そんなことはいいでしょ?それよりどんな感じなのか教えてよ。」
アンナには10歳も年上の婚約者がいる。
相手はなんと1年生の時の担任の先生。今は自分の領地に帰ってあとを継ぐための勉強中だ。
あとを継ぐために、学校の教員を辞めるときにアンナの猛アプローチを受けて見事婚約を果たした。
「恋をすると、その人に会うとドキドキしたり、他の女と仲良くしてればモヤモヤしたり……。」
「…………。」
「心当たりあるんだ!男が苦手なあんたがそんな悩みを抱えることになるなんてね。」
「でも、5歳も年下の子に熱をあげるなんてとんだ変態じゃない?」
「それは私のダーリンを批判してるのかい?」
「違っ。男が年上の例はよくあるけど、男が年下のパターンはあまりないでしょ。」
「わかってるって。でも、私もダーリンを好きになった時、迷ったもん。でも結局愛に年の差は関係ないって気付いちゃったんだよね。」
「そっか。また悩んだら相談してもいい?」
「勿論!」
どうしよう。私はレイに恋しているのかもしれない。




