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やっぱり長女気質なの?!  作者: 平手みづき
新学期編
19/38

15

「姉上はこいつ、いえ、レイモンド様のことが好きなんですか?」

「ななななんでっ!!まだそんなこと分からないでしょっ。」

「……………。」


はあっとヘンリーはため息をついてレイに向かって歩いていった。

何をするのかと思っていると、レイに耳打ちをした。

レイは一瞬驚いた顔をしていたが、すぐに顔を引き締めて頷いた。


「それでは姉上、この辺で僕は失礼します。あ、何か困ったことがあれば僕かリドに報告して下さいね!」

「わかってる。大丈夫だよ。それに私はお姉ちゃんなんだよ。私のことも頼ってよ。」


ヘンリーは小さくため息をつくと、にっこり笑った。


「ええ。勉強のことで困ったらぜひ。」

「その他のことでもいいんだよ。騎士学校はいろいろ大変だって聞くし。」

「いろいろってなんです?」

「た、例えば結ばれぬ恋とか……。で、でも、気にしないで。家のことは平気だからね!下には弟が二人もいるし、いざとなったら私が婿養子をとればいいだけだから。」

「あああ姉上?もしかして結ばれぬ恋とは、男同士のことを?

チッ。どこでそんなこと知ったんだ。」

「アイリーンは俺の家にお嫁に来るんだから婿養子をとるとか無理だろ?」

「婿養子なら、僕はどうかな。第二王子だし、最適だと思うよ。」


「ちょっとお二人とも!少し黙ってくれませんか!ヘンリーは苦しんでるのに。」

「いや、別に苦しんでなんかないよ。強いて言うならいま、この状態に苦しめられてるかな……。」

「ほら!だから黙ってくださいね。」

「いや、姉上。僕は結ばれぬ恋なんてしてないですからね。本当ですからね?」

「はいはい。」






それにしてもヘンリーがそんなに悩んでいたなんて。でも確かにヘンリーは天使みたいで可愛いから他の男に狙われているのかもしれない。

今度ちゃんと確認しないと。







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