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異世界で奏でる幻想曲  作者: kuh*
動乱祭り
43/52

前夜祭

ーー警察署


ほとんどの職員が帰宅した頃。


一人、部屋に残る勇美。


まさかここまで、良そう通りに事が進むとは。


摩訶と出会い、同じ思いを経験した唯一の理解者を見つける。


だが、摩訶はもう気にしていない様だった。


人間に関する憎悪を。


だから、それを呼び覚ます事にした。


そうすれば、また理解者が増える。


味方が増える。


その為には、摩訶の力を上げる必要があった。


まず、殺す。


そのままにしておけば死ぬがあの吸血鬼は違う。


摩訶に気があるみたいだった。


瀕死の状態になれば吸血鬼にするはず。


そして、吸血鬼になった摩訶は力が倍増する。


となれば、あとは摩訶の闇を引き出すのみ。


摩訶にとって最悪な事。


決して望んではいないもの。


大切な存在を失う事。


それで、元の世界に呼び寄せた。


ここには、摩訶の家族が住んでいる。


いなくなれば、摩訶は怒り狂うだろう。


試しに母親を人質にとってみたが、作戦は成功した。


どうやら、狙いが的中したようだ。


この世界の人間を殺した時。


きっと、あの時以上の力を発揮させる。


そして、混沌の闇を生み出す。


「始めよう、愉しいお祭りを」


勇美の後ろには、黒い3つの影が潜んでいた。

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