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ぼくのいにゅは、ドラゴンでしゅ。  作者: 角恐竜
ぼくだけが知っているいにゅのこと
3/3

第2話  にぁに、あれぇ?

「ヴォォォォォォ!!!!!!!!!」








「にゃにあれ?………………パパ!ママ!おきゅて!」






「…………どうしたのぉぉ………………」








「む~~。」




ガラガラ



「さむっ、……うあぁー!」





『ん?』





ドラゴン?」







『き、貴様寝てたんじゃないのか!そんな潤んだ目で、我を見るな!虫けらめ!』








ドラゴンさん?っとぇ、しゃべれるの!?口開けてないのに。」







『うぅ…………困ったな、この姿を見られとは。』







「あれ?………ぼくのいぬゅは?」








あ……まずい…これで、いないとわかって泣かれてしまったら

虫けらの親が気付いて大惨事になってしまう。

この際言ってしまった方がいいか………いやそれで、喋られたら困る。




どうする………





『なぁ、虫けらよ、お前の歳はいくつだ。』






「3歳!」







3歳か、まだギリギリ語彙力が微妙なところか、なら話しても大丈夫か。






『虫けら!』






「ぼく、虫けらじゃない!ちゃんと名前ある!」






『おぉ……そうか、一様聞いておく。名は、何ともうす』




紅空あくう!」






『あくう………良い名を、授かったな。』





「ねぇーぼくのいぬゅは?どこ?」





いぬゅ?あー犬か、さっきまで変化してたちっぽけな動物か。




『犬は、我だ。』




「え?!」




『我の名は、破壊の竜王(ベルダントキング)。我は、この世界を破壊するためにやってきた。』





「…………。破壊って何?」




『え………。破壊?………こ、壊すことだ。』




「そんなの駄目!ママが、いってぇた!壊すことは、人を傷つけることだってぇ!」





『ふん、それがなんだ!我は、我のやりたいことをするだけだ!』





「じゃーぼくが止める!」





『止める?紅空あくうお前にはそれはできな……………!………』





そうだこいつ!我は、こいつに殺されかけた!もしかすると止められる力があるかもしれない。

油断は、できない。どこかで隙をつかなければ。




「壊すなら!出ていって!」




へ?出ていって?、なっ、…………まずいことになった、我がここの家を出ていくことになると、

住む場所や隠れる場所などが、無くなることになる。それはそれで、困る。ん”ーー。よし。



『なぁー紅空あくう、仮に壊さないと言ったらこの家に住んでいいのか?』




「壊さないなら、いいよ!」




『んー。じぁー我は、壊さない。だがもし、我が死ぬとき紅空あくうの命も道ずれにする。

それでもいいなら我は、紅空あくうの犬として生きる。どうする?』




さすがに………ここまで言えば諦めるだ………。




「良いよ!」




え?………。




「道ずれって、何か分かんないけど、壊さないし、ぼくのいぬゅになるんだったら別にいいよ!許す!」





おいおい、まじか。ここまで、人間の子どもは、発達していないのか。








「じゃー今日から!僕のいぬゅだね!ちゃんということぉきいてぇねぇ。ベルダン!」






『ベ、ベルダン?………我は、ベルダントキングだぞ!』







「名前長いから。短くした!こっちの方がいい!」








『そうか、まぁー好きにしろ。』






「ねぇーさっきからいってるんだけぇどぉ。なんでぇ、口開けないでしゃべれるの?」





『我は、紅空あくうの脳内に直接話しておるだから、他の人には聞こえない。

あと、一様いっとくが、我がドラゴンだというなよ!絶対だからな!』




「うん!」






───────────────────────────────────────────







「朝起きたら紅空あくうが、いなくてビックリしたよ!ねぇーママ!」






「そうそうベランダで寝てたら風邪引いちゃうよー今度からちゃんと見てなきゃだめね、パパ!」





「そうだね!犬もリードとか、付けないと危ないしね。」






「いぬゅ………だいしゅきー………んにゃ、……………」




『グヘェ。』










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