第1話「いぬゅ可愛いいねー」
「いぬゅ可愛いねー」
「ねー」
パパの次に可愛いけど紅空の次の次の次に可愛いわねー
ママの次に可愛いけど紅空の下の下の下の下に可愛いねー
「じゃ!記念撮影しようね!」
「うん!」
「はい!じゃーママのほう向いてーこっちこっちそーそーいいよそのままねーはい。
いくよーはいチーズ!」
カシャッ
あれ?
「もう一回撮るね」
カシャッ
…………なんで………なんで!紅空は、ちゃんとカメラ目線で笑顔もバッチリなのに子犬は、プイッてあっち向くのよ!あんたなんかより、紅空の方が可愛いだから。
「ねーパパ!私夕ご飯のしたくするから紅空と子犬ちゃんの写真撮ってくれない?」
「あ、うんいいよ。」
「よろしく」
「はーいじゃーパパの方向いてそうそういい感じそのままいくよ!はいチーズ!」
カシャッ
んー。ぶれたなー
「もう一回はいチーズ!」
カシャッ
んー。この犬、煮て食ってやろうか紅空は、いいとしてなんだお前!!!!!!!!!何様だよ!
少し可愛いからって気取ってんじゃねーぞ。
「パパ!見て!ギューッ」
可愛い…………
「OKOK!撮るよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!
ストップ!ストップ!」
「グヘッーー」
「ほへぇ?あ、なんかベトベトしてるー。」
いやいやなんかベトベトしてるーじゃないよー泡吹いてるよ!死んでるし!
「ん?どうしたのパパ?」
「ママ!こっち!やばいよ、どどどどうしよー!紅空が子犬をギューッてしたらーグヘッってなって力加減を間違えたらしく泡吹いてるよ!」
え!泡?
「あわわわわわわわわわわわわわやばいじゃん!!!!!!!!!」
「ママママママママママは!、紅空と夕ご飯食べて寝かせて気をそらして!」
「わわわわわわわわわわわわわかった!」
「ねぇーママ、いぬゅは?」
「え、あーえっと」
「寝たの?」
ナイス紅空さすが私の子!今度欲しがってたヒーローの人形買ってあげる!
「そーそー……寝ちゃったみたいなの!だから夕ご飯食べましょ!子犬はパパに任せよう!」
「ぅん。」
その後、夕ご飯を食べ紅空が寝た後
ようやく子犬ちゃんが息を吹き返し寝かせました。
そして真夜中
「ヴォォォォォォ!!!!!!!!!」
ん?にゃに、あれぇ?…………………