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ちょっぴり複雑な関係  作者: rion
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虐めprologue最終章

【ちょっぴり複雑な関係】


私、天野直美15歳。

高校1年生の女の子。


前回の続きから、

興味無い方は、スルーしてね。


男の子に変身して、

冒険を続けるうちに…


私の行動も、大胆になって、


ついには、禁断の…

男子トイレに…


キャー‼︎

ヤダァ〜‼︎


って、いっても、

直ぐ入って、出たけど…


やっぱり、恥ずかしいシ…


誰も、私が、女の子ダト

気が付かないのが、

不思議と嬉しかった。


(電車での、痴漢行為に、会わなくなったシ)


(路上ナンパも、ゼロ)


(コレって、凄く無い⁇)


ヤル事、スル事、新鮮で、



こうして、私の日課が、

始まったの…




学校が、終わると。


朝、駅のコインロッカーに

入れて置いた

スポバ(スポーツバッグ略)を、

持って、女子トイレに。


髪型も、服装も、変えて


(胸のサラシは、コルセットに変えたw

楽w)


用心しながら、

女子トイレを出て、

サングラスを掛けて、

街へ。


冒険を続けて、1ヶ月、後。


男の子に成るのは、

ソンナにあまく無かったと

思い知らされる事件に

出会う事に、


その日も、男の子に変身して、

ゲーセン(ゲームセンター)に

向かう途中。


そこは、ビルとビルの間の

やや、薄暗い路地で、

通り掛かった時に…


本当に小さな悲鳴が

聞こえたの。


何気に、ちょっと覗いて見たら、


いかにも、”ヤバメ”な

感じの男達、2人に


絡まれて、ナンパされている

女の人が、瞳に入ったの…


『そんなに、嫌がる事、ねーだろー』


『ちょっと、お茶しないって、

言っただけじゃんw』


1人の男が、女の人の手を掴んだ。


『ヤッ…離して‼︎』


女の人は、男の手を、振り払おうと

もがいている。


『あ〜そんな怖い顔、しないで

仲良くしましょ!』


もうひとりの男も、

女の人の肩に手を掛けて、

抱き寄せる。


『ィ、イヤ、離して‼︎』


今にも、泣き出しそうな悲鳴…


最初は、怖くて、

傍観者だった私も、


段々、ムカ付いて来て…


『お前ら、ヤメロ‼︎

その人、嫌がってるじゃ無いか‼︎』


と、止めに入ってしまった。


男達は、私を見ると、

嫌がる女の人を、引きずりながら

近付いて来る。


え⁈


嘘⁈


ヤダ⁈


私は、怖くて、動けなかった…


『なんだ?お前?』


『はっ⁈ ヒーローのお出ましか⁈』


などの、下卑た笑いを

吐きな出しながら、

近付く。


怯えて、動けない、

私の側まで来ると、


『女の前だからって、格好付けんなょ‼︎』


って、言うなり、

1人の男が、いきなり、

私の、お腹に蹴りを入れて来た。


私は、ケンカなんか、

した事が、無かったから、

モロに、喰らってしまぃ。


『グェッ…』

って、変な声が、漏れて、


激痛と、窒息苦で、

前屈みになった処を、


胸ぐらを掴まれて、起こされ、

更に、顔面に、拳を、叩き込まれて…


後の事は、良く覚えていない。


遠くで、女の人が、

何か叫んでいる声と、


男達が、罵声を浴びせながら、

殴ったり、蹴ったりしている音が、


ボンヤリと、聞こえて来て、

それが、いきなり静かになって…


…痛ぃ…


…熱い…


…身体が、動かない…


…誰かが、泣いている⁈


(誰⁈)


…不意に意識が戻る。


そこには、

泣きながら、

私に抱き付く、女の人が…


起き上がりたい身体は、

砂袋の様に重く、

全然、動いてくれないし…


顔は、熱を持っていて、

疼いてる…


女の人の声だけが、

妙に、ハッキリ聞こえてて…


辺りを伺うと、

あの男達は消えていて、

薄っすらと人集りが…


このままじゃ、

さすがにヤバイと思い。


女の人に、

『大丈夫ですか?』

…と、声を掛けてみた。


…(何⁈ この声…

シワガレテル…

オマケに、血生臭い…)


(ウゥ…)


無理に身体を起こしたせいなのか?

急な吐き気に襲われて、


女の人を避ける様に、

路上に、吐き出した。


激しく咳込みながら

吐いている、背中を、

女の人が、撫でてくれた…


まだ、胃袋が、ひっくり返るような

激痛は、続いていたけど、


心配そうに、

介護を、しょうとしてくれる人を

邪気にも出来ずに…


『だっ…大丈夫ですから…』


と、答えるのが、精一杯だった。


私の顔を覗き込む様に、

『大丈夫ですか?

病院に行った方が…』


心配そうに、声を掛けてくる。


大分気分が良くなって来たので、


『すみません…平気ですから…』


と、軽く口元を拭い、

顔を上げた所で、サングラスが

無い事に、気付いた。


(ヤバ⁈)


辺りをキョロキョロ見回していたら、


『あのーこれ…。』


私のサングラスを

手渡してくれた。


(良かったぁ〜割れてない)


『アッ、どうも…』


ぎこちなく、ソレを受け取りながら、

まだ、痛む身体にムチ打って、

その場を離れようとした…


『あの!待って下さい。

もぅ少し、休んだ方が、いいのでは⁈

もし、迷惑でなかったら…

私の家、この近くなんです。

助けて下さった、お礼に…

寄って行きませんか?』


確かに、

何処かで休みたい気分だった。


だから、私は、

その人の申し出を受ける事に…


この、女の人との出会いが、

後に、私の運命を変える

切っ掛けになるとも知らずに…


今日はココまで、


読んで下さり、感謝します。


アリガトウ。

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