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見惚れるように空の女神を見ていたけど、身体の節々が凄く痛いことに気づくと頭も痛くなってきて、さらに眩暈もしてきた。おおぅ・・・意識が朦朧として、立っているのが辛いんですけど。
足から力が抜け、ぺたりとアヒルのように地面に座る。あー、世界が回る。気持ち悪い。吐きそう。むしろ吐いていいだろうか・・・?
空の女神はいまだに顕現している。
何をしているのか解らないけれど、一か所を凄く冷たい眼で睨みつけているように見える。もしかしてあそこに誰かいるの?・・・攻撃した人?だとしたら――。
「にげなきゃ」
足に力を入れ、ふらつきながらも立つ。
「にげないと」
「どこへ?」
女にも男にも聞こえる、中世的な声が真上から聞こえた。・・・上?
さっきよりはマシになった視界で見上げれば、子供の身体ほど太い枝から垂れる白い足・・・人の足がある。陶器のように白い肌はまるで姉の肌のように美しい。
比べる対象が姉、と言うのもあれだけど。
「どこに逃げたって無駄。アイツらは生命反応があれば攻撃する、からくり人形なんだから。・・・ああ、人形と言うより殺戮兵器かしらね」
ぶらぶらぶらーんと揺れる細い足の主が、きわどい所まで服がはだけているのも気にせず言葉を続ける。うわ、見えそうで見えない。
「命じられた行動以外出来ないんだから、逃げたって無駄よ。無駄」
「・・・なら、どうしてお前は襲われない?」
「それはアタシが天才的に美しく、賢いからに決まってるじゃない」
自意識過剰さんの発言程、信用できないものはない。
幼馴染とか、幼馴染とか、幼馴染とか、幼馴染とか。・・・見事に幼馴染しかいないけど、これはすべて魔法使いの幼馴染を示している。
「へぇ、なら天才的に美しくて賢いなら殺戮兵器?だかを何とかできますよね?むしろ出来るはずですよね?何で放置してるんですか?ねぇ、なんで?」
「アタシが手を出すまでもないからよ!」
「素直に――自分が造って制御に失敗した作品、って答えればいいだろうが」
おや、新しい声が聞こえた。
こちらは子供特有の高い声だけど・・・。最初に聞こえた声の主がいる木から降り立った姿は、どうみても成人女性。20代後半の艶のある黒髪をポニーテールにした細見の・・・胸のない・・・・・・色気もない女性。なんだろう。胸がないことにほっとした自分がいる。スレンダーすぎる体型だ。
いやだってあれ、Aカップもないし。貧乳と言うよりまな板だし。
「天才のアタシが失敗なんてするはずないでしょう!アレは未完成の不完全品なのよ!」
「不完全品なのは認めるのかよ、おい」
「天才のアタシが認めてあげてもいいわよ!」
上から目線の台詞を、偉そうに告げるのは木から降りてきた化粧の濃い、派手な色の露出の激しい服を着た、見るからに目立ちたがりと解る女性。背はスレンダーな女性より低く、装飾品の数はここにいる誰よりも多い。そして胸がでかい。
もしかしたらバルバゼスと競えるかもしれないほどに、装飾品の数が多い。胸がでかい。
じゃらじゃらと煩く鳴るそれに眉を寄せ、とりあえず話が分かりそうなスレンダーな女性に眼を向ける。・・・居乳は滅べばいいのに。泣きたくなった。
ぷんぷんと何かを怒り、喚く派手な女性に適当な相槌を打っていた。
「どちら様?」
「いや、それは私の台詞でもあるんですけど」
眼が合った。と思ったらまさかの発言だよ。
「それもそうか。折れはエステル。エステル=マ=ルディージョ。こっちの自称天才がルキ=ルクニク。ただの馬鹿だ」
「馬鹿ですって!天才的をつけなさい、天才的をっ!!」
馬鹿ってことじゃん。
「それで、アナタは誰なのよ。アタシに解りやすくかつ、簡潔に答えなさい。ああ、七聖女の1人であることはもう解ってるから、それはいらないわよ。あと、アナタが魔界に行きたがってることも解ってるか省いて頂戴。何で知ってるのかって顔ね!そう、アタシは何でも知ってるのよ!アタシに知らないことなんて星の数ほどあるのよ!!」
「知らないことの方が多いんじゃないか・・・」
「天才的なアタシには関係ないことよ!それで、アナタはどなた?」
意味が解らないよ、このルキって女性。
逃げ腰になりつつ、ちらりとエステルと名乗った女性を見つめれば無言で首を横に振られた。え、それってどう言う意味の首振り?本気で、眼の前の女性が解んないんですけどっ。
「り・・・リィン=アウラディオです」
「リリィンって変わった名前ね!アタシの名前に比べると品性の気品もなにもないわ!」
「いえ、リィンです」
「あらそうごめんなさい」
まったく、誠意を感じない謝罪だ。
「それよりもリリィン、早く空の女神を帰さないとアナタ死ぬわよ」
「だからリィン・・・は?」
今、爆弾を投下されたような気がする。
「魔力とか精神力とか気力とか諸々を吸い取られて、干からびたミイラになりたいならアタシは止めないわよ。むしろやっちゃいな!って応援してあげちゃうわ」
そんな応援いらないし止めろよ!必死に首を横に振り、ミイラになりたくないと意思表示をしたけどルキは意味を理解していないらしい。
「アタシの応援が不要ですって!なんて失礼な!友達になってって頼んだってなってあげないんだからね!!」
なんて言ってきたけど、違う。いや、違わないけど違うから。
「・・・とりあえずリィン。空の女神に帰ってもらえるようお願いしたら?」
エステルが救いの神に見えた。ああ、後光がさしてるよ・・・っ!
えーっと、帰ってもらうようにお願い。お願い・・・お願いかぁ。ありがとうございます、命の危険が去ったのでもう大丈夫です。助かりました。――とかでいいのかな?
・・・あ、いいみたい。
私に笑顔で手を振り、空の女神が霞のように姿を消すと先程まであった体調不良が嘘のように治った。原因、やっぱりアレか。溜息を吐き出し、ふるりと頭を振る。
これで1つ、死の危機は脱した。あとは・・・。
「問題の殺戮兵器ってどうにか壊せないんですか?自称・天才さん」
「自称ではなく事実、天才なのよアタシは!」
「天才と馬鹿は紙一重な人間だよ、こいつは」
呆れたように息を吐き出すエステルはしかし、私の前に現れたオルフさんに怪訝な表情を見せて警戒を示した。・・・え、ちょっと。
「ねぇ、ちょっと」
「ああ、すまないな愛し子。我が空の女神が睨んでいた先を偵察している間に、随分と人が増えたようだけど何もされなかったかい?」
そう言えば・・・いなかったっけ。とは言わずに何もされていないので頷いておく。
エステルが嫌そうな顔でオルフさんを見ている。ルキは恍惚の表情で1人、楽しく何かを放している。たぶん、彼女の中では私かエステルが相槌を打っていることになってるんだろう。きっと。
・・・ある意味、幸せな人だ。
「なんでアンタがここにいんだよ。てか、その姿は何?愛玩されたいならもっと小さくなるべきじゃないの?可愛げのない姿で・・・ああ、敵に威嚇するためにわざとでかい図体にしたんだ」
「体調は?・・・さっきよりもだいぶ顔色がいい。やはり空の女神を召喚するのは身体に負担が大きいようだ。今はそうでもなくとも、もしかしたら内臓を傷つけている可能性が高い。早く休める場所に向かおう、愛し子」
「聞けよ」
エステルの台詞をすべて無視して私に話しかけるオルフさんは、私の物言いたげな視線に仕方がない。と言うように溜息を吐き出し、エステルに向き合った。・・・飛んだまま。
「何か用か、夜の聖女」
「用がなきゃアンタになんて話しかけないよ、元魔王」
・・・今、この2人は何と言った?
夜の聖女?誰が?――オルフさんの視界の先にはエステルしかいない。
元魔王?誰が?――エステルの視界の先にもオルフさんしかいない。
もうね、思考を捨てたい気分だよ。
「だいぶ前に死んだはずのアンタが、なんでここにいるんだよ。それもそんな鳥の姿になって。何?焼き鳥になりたいの?アンタなんて焼いても煮ても美味しくないし食えないよ。むしろ腹を壊すね」
「我の記憶が確かなら、うっかり崖から落ちて転落死したはずの夜の聖女が何故、幽霊でも亡霊でもなく、足を持ってこの場にいる?死んだならばしかるべき所に行くべきだろう」
互いに互いを死んだ、と言う2人に私は何も言えない。と言うか、何を言えと?
わ、こんなところで同じ七聖女に遭えるとは思わなかったから驚きました。隣のルキって人ももしかして七聖女なんですか――とでも聞けばいいの?それともオルフさんが元魔王だってことについてツッコめばいいの。
私、もうわかんない!
「だいぶって・・・オルフさんは何代前の魔王で、エステルは何人目の夜の聖女なんですか」
だけどとりあえず、だいぶ前に死んだってのが気になったので聞いてみた。
「・・・最初?」
疑問形だけど揃って言われた。
そっか。最初か最初・・・最初?
「そ、それってつまりオルフさんは魔界を創ったとか空の聖女と仲が良かったとか魔界で色々言われている・・・?」
「初代魔王陛下とは、我のことだ!」
「え、じゃあそのオルフさんと知り合いらしいエステルって」
「まぁ、この世界で最初の夜の聖女だな。そして唯一無二の夜の聖女だ」
唯一無二とか意味が解んない。頭が痛いよ、私。
「月の女神と夜の女王の寵愛を受けるこの俺が、簡単に死ぬと思ってるのか?ああ゛?」
「それはこちらの台詞だ。我はこれでも最強の名を欲しいままにしていた魔王だ。死から蘇ることすら容易い」
「はっ!最強は現魔王陛下だろうが。アンタはすでに過去の存在なんだよ」
この二人・・・大変、仲が悪いようだ。いや、喧嘩するほど仲がいい。と言う奴なのかもしれない。白い眼で2人を見つめると、ルキがばっと勢いよく割り込んだ。
「そしてアタシが気高く高貴な麗しの――陽の聖女よ!!」
誰も聞いていないんですけど、やっぱり七聖女の1人だったか。
わぁ、この場に3人も七聖女が集まったよ。元魔王・・・初代魔王陛下もいるから濃いね。
決めポーズなのだろう、腰に手をあてて天を指さすルキはとても誇らしい顔をしている。傍から見ると変な姿なんだけど。あえて何も言わないでおこう。
「その変なポーズやめてくれない?やるなら遠くまで離れて」
エステルは容赦がない。
「でだ、元魔王。俺達が未だに存在しているのは、寵愛を受ける女神の属性ゆえだ。月も太陽も不滅で不変。一度、肉体が滅んだとしても再び陽が、月が昇れば蘇る。そうやって俺達は何度も生き返ってきた。・・・今、何度目の生き返りかは覚えてないけど」
それってある意味、いや、かなりの苦痛だ。
平等に与えられたはずの死を得られず、何度も望まぬ生を得る。哀れ、の一言で片づけていい話じゃない。私だったら発狂して、死を求める生きる屍になるだろうな。そう思うとぞっとする。私、普通に死にたいわー。
「我は魂を5つにわけ、白銀の乙女がいる泉へと4つの魂を眠らせた。1つの魂が滅ぶたびにそこから別の魂を目覚めさせ、記憶を継承し、仮初の肉体を得て再び現世を生きられるようにしている。この姿は愛し子の眷属としての姿だ」
「長寿の魔族にしては生き過ぎだと思ったけど・・・その鳥姿についてはどーでもいい」
「そっちこそ、最後に見た姿で時を止めているようだな。ああ・・・最初に死んだ時の年齢を軸に生き返っているのか。どうりで成長がない訳だ」
「おい、どこ見た。どこを!」
「エステルの慎ましくもないまな板なんてどうでもいいわ!アタシの胸を見なさい!いえ、それよりももっと見るべきものがあるでしょう?」
と言って、ルキが上を指さした。
どうしてだろう。嫌な予感しかしない。ルキが首を傾げて微笑んだ。
「また攻撃されてるわ、どうするべきかしら?」
上空にあるのは氷の槍――ではなく、風が生み出した無数の矢じり。どうやら攻撃は続行されていたらしい。空の女神に頼んで、殺戮兵器を破壊してもらえばよかった。ちっ。
「大丈夫だ、愛し子」
オルフさんが私の方を向き、穏やかに微笑む。鳥なのに。
「出来損ないの機械はすでに我が制御下だ」
確かに風の矢じりは私達がいる方ではなく、四方に散るようにして視界から消えた。はて、どこに行ったんだろうか?首を傾げる私に、オルフさんが自慢気味にほほ笑んだ。
「この森に近づく何者かの気配を感じたんだろう。そいつらに向けて威嚇射撃を行ったんだよ、愛し子」
「威嚇・・・射撃」
「まったく、陽の聖女もこれぐらいのことをして欲しいもんだ」
溜息を吐き出し、人間の姿ならばやれやれと肩を竦めているであろう態度でオルフさんは言う。ぱたぱたと羽を動かし、瞬きをした一瞬で大きさを掌サイズに変えた。と、思えば私の右肩に止まり、毛づくろい?をしだす。
え、ここでしなくても。
「その子が空の聖女だから、傍にいるのか?元魔王」
「さて、どうだろうな」
オルフさんが素っ気なく答えた。
「それよりもこれからどうするつもりだ?我は愛し子と共に行くが・・・愛し子、やはり魔界へ行く事を望むかい?」
「人界にはいたくない」
頑なな態度で告げれば、そうかと耳元で小さく息を吐き出す音が聞こえた。
「なら、魔界に行けばいいじゃない!」
ちょっとそこまで散歩に行こう。みたいなのりで、ルキは気軽に告げた。
行けたら苦労はしない。そんな視線をルキに送るも彼女はそれを気にせず、むしろ気付いた様子もなく胸を張って・・・胸を・・・・・・巨乳なんて滅べ。ごほん。むかつくほどに大きい胸を張り、腰を両手に当てて高笑いするように言う。
「アタシとエステルは七聖女の力を暴走させずに発動できるわよ!」
「え、本当ですか?」
「まぁ・・・確率は高い方かな」
自身なさそうだけど、私よりは安全だと言うのは分かった。
ならば頼むの一択じゃないですか!!がしりとエステルの両手を掴み、ぐっと顔を近づけた。短い悲鳴を上げられたが気にせず、ずずっとさらに顔を近づける。
「ちょ・・・近い近い近い近いんだけど!俺に同性愛の趣味はない!!」
「貧乳同士、お似合いだけど私も交われば夢の3Pよ!!男が夢いる女同士の百合劇場が始まるのね!」
「始まってたまるか!ちょ・・・っと、離れてくんない?!」
「魔界に連れてってくれるなら!!」
「連れてく、連れてくから離れて!!ルキが変な風に暴走して、下手をしたら貞操の危機になるから離れてくれよ!!」
涙眼で懇願するエステルの意をくみ、手を放して距離を置く。ちらりとルキを見ればくねくねと身体を不気味に揺らしていた。何あの踊り?
白い眼を向けてしまった。
「ほぉ・・・いつのまに力を制御できるようになった。いや、時の流れと言うのは偉大だ。前は容易く力を暴走させ、死にかけていたと言うのに」
感慨深そうに、昔を懐かしむように語るオルフさんにエステルが鋭い眼を向けた。黙っていろ、と言う事だろうか?
「あれぇ・・・」
がさりと近くの茂みに揺れ、間延びした、どこか力の抜ける声が聞こえた。ちょっと・・・もしもし。誰かこの声の主の気配、感じなかったの?
眼の前の2人は先程までの様子が嘘のように臨戦態勢を取り、オルフさんが私の前に踊り・・・いや、私の前で飛んでいる。地味に風圧がくる。元の大きさに戻ってくれません?ちょっと邪魔。
「こんなところで、だれかにあうなんてぇ」
舌足らずな言葉を共に、茂みから黒に金の刺繍が施された服を着た、見える範囲の肌を幾何学模様が描かれた包帯で隠す、見るからに怪しい人物が現れた。
不思議なことに、包帯が淡く発光している。
なにあれ?魔力にでも反応して光るの?それともそういう仕様の包帯?需要あるの?
表情は無地の能面で解らないが、言葉通りに読み取るならば驚いているのだろう。たぶん。
「うわぁ、これってなんてぐうぜん?それともきせき?まぁ、どっちでもいーやー」
眠くなりそうなほどゆったりとした喋り方に、私の身体から力が抜けていく。これ、真面目に警戒する必要あるのかな?とか本気で考えてしまった。
「ねぇ、ちょっとおねがいがあるんだけど」
一歩、怪しい人物が近づく。
「ぼくにみち、おしえてくれない?」
こてり、首を傾げて問う姿にエステルとルキが困惑し、顔を見合わせた。目線で会話し、眼の前の人物から敵意も悪意も感じなかったからか警戒を解いた。
エステルが息を吐き出し、ルキが先の態度で怪しい人物に問う。
「人にものを訪ねる前に、自分のことを話したらどうなのよ!アタシはルキ!しちふべひゃふ」
しちふべひゃふ?
何だと顔を向ければ、エステルが拳を握っていた。ああ・・・ルキを殴ったのか。
七聖女の1人とか口走ろうとしたルキを、暴力で止めたのか。バイオレンス。
「あー、そうなの?じゃあ、ぼくもじこしょうかいするわー」
眼の前で起こった暴力を気にしていないのか、はたまた別の理由か、どちらでもいいけれど怪しい人物はぺこりと頭を下げた。何故におじぎ?
「お初にお眼にかかります、初代魔王陛下」
オルフさんに対してか、と驚くよりもオルフさんが初代魔王陛下だと気づいたことに驚愕した。どうして解った?戦く私と裏腹に、オルフさんは当然のような態度をしている。
もしかして・・・この怪しい人も魔族?魔王に近い部類の魔族?
だからオルフさんのことも知っているの?そうなの?問いたいけど、空気がそれを許してくれない。ああ、もどかしい・・・っ。
「自分は姿を持たざる亡霊の魔人」
外された仮面の下に、あるはずの顔がなかった。
「奈落の支配者」
仮面をつけ直し、怪しい人は懐から銀の懐中時計を取り出した。あれは・・・ライさんと同じ。
違うのは、刻まれた絵が角を持つ虎・・・と言うこと。
「七罰の末席に座すもの――Gulaの名を頂いた暴食の魔王」
演技かかった動作で、貴族のように胸に手をあてて再び頭を下げた。
「名を、オズ=イレディ=レコーと申します」
思ったよりも大物で、3人目の魔王と邂逅した。




