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始まり
私は 中学時代こう言われた……。
「ごめん!昴ちゃんは
“女の子”に見えないや」
そんなの分かってるよ?
「振られちゃったじゃん 昴」
「かわいそぉ〜」
かわいそうじゃないよ?
「気にするな!」
気にしてなんかないよ…。
ただ、胸が痛いだけ
私は女だ
でも 私には “女の子”は似合わない
そんなモヤモヤを
取り消してくれたのが
お母さんの歌だった
何でこんなに 心地がいいのだろう
何もかも 綺麗になっていく
歌ってすごいな……。
みんなは 私が強いって言う
本当は……
本当は 誰よりも
弱いのに……。