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第三章 忍と桜ヶ丘高校1

                    ◇高峰 想次◇



9月1日


ゆさゆさ…


(忍)

「お兄さん、朝ですよ」


ゆさゆさ…


(忍)

「お兄さん、早く起きてください」


(想次)

「んー、わかった」


さすがに忍の実力行使は食らいたくないので素直に起きる


(忍)

「お兄さん、おはよう」


(想次)

「おはよう、忍って…」


忍は桜丘高校の制服を着ていた

俺は不覚にも制服姿の忍に少しばかり見とれていた


(想次)

「そうか、もう制服に着替えていたのか」


(忍)

「ねぼすけなお兄さんと違って早朝鍛錬を欠かしてないから」


(忍)

「鍛錬が終わったらシャワーを浴びてそのまま制服に着替えました」


忍は毎日夜明け前に起きてストレッチや筋トレといった基礎鍛錬を続けている

何でも暗殺組織にいた頃からやっていて習慣にになっているから毎日やらないと調子が狂うとか


(想次)

「そうか、その…、制服よく似合ってるぞ」


(忍)

「そうですか、そう言われてもどう返せばいいのかわかりませんが」


忍が来てから二か月以上になる

このようにまだ少し抜けたところはあるものの一般常識は日常レベルでよくわかるようになってきている


そこで母さんが忍を俺の通う高校へ転入生として入れることにしたそうだ

それで目の前の制服姿というわけだ

俺は反対しなかった、するだけ無駄だから


それと夏休みは忍の世話に忍目当ての樹と今日子の相手とか宿題とかで潰れたからイベントと言えるものはなかったぞ


(忍)

「お母さんもう朝ご飯出来てるから早く着替えて下りてこいだって」


(想次)

「わかった」


俺は制服に着替えて中身のほとんどないカバンを持って台所まで下りていった


(想次・忍・母さん)

「いただきまーす


今日は始業式だけだとわかっているのか朝食はジャムつき食パンと紅茶だけだった」


朝食を食べ終わって二人揃って家を出る


(想次・忍)

「いってきまーす」


(母さん)

「いってらっしゃい」


通学路の交差点で楓達と合流する


(楓)

「おはよー想次ってあれ、忍?」


(忍)

「今日からお兄さんと同じ高校に通うことになりました」


(想次)

「おはよー」


(想次)

「母さんが忍を高校に入れると決めちまったからな、母さんがこれと決めたことを止めれるやつがいるとと思うか?」


(楓)

「んー、そうよね、想次のお母さんだもんな」


その時


(樹)

「忍ちゃーん」


樹が忍に向かってダイビング

だがそれを予想出来ない俺だと思ったか


バキ(X2)

俺と楓のコークスクリューブローが同時にクリティカル

樹はダイビングのポーズのまま地に伏した


(楓)

「生ゴミの日はいつだっけ」


(遊馬)

「さあ、少なくても今日じゃなかったと思うよ」


(遊馬)

「おはよう、想次、忍さん」


(想次)

「おはよー」


(忍)

「おはようございます」


(今日子)

「想次くんおはよー」


っとそこで忍に気がつく今日子


(今日子)

「うわぁ、忍ちゃん制服姿も可愛い、すっごく似合ってるよ」


(忍)

「そうですか」


楓がいつでも今日子の首根っこを掴めるように移動する


(想次)

「まあ忍が学校に入るとなれば転入ということになるな、時期が少しおかしいかもしれないけど」


(楓)

「確かに、三年の二学期からじゃね、でも今日は式だけだからやることは少ないわね」


(想次)

「ありそうなことと言えば職員室でクラスを確認して話しを聞くくらいか」


(楓)

「教材は家へ配達でしょうし、直接もらうのは教科書くらい?」


(想次)

「だろうな」


俺達は話しをしながら学校へ向かった

学校に着いてからまず忍を職員室へ連れて行ってから教室にカバンを置いて体育館へ行った


始業式の内容はありきたりなのでカットする

校長の話が長いのは全国共通でありがたくない

後は教室で略式のホームルームをやっておしまいだ


ちなみにホームルームで明日転校生が来るとの知らせが入った

どうやら忍は問題となるトラブルを起こさずに手続きを済ませることが出来たようだ

誤字・脱字の類があれば遠慮なく指摘してください(恥をかいてることを知らない無知より指摘される一時の恥を選びます)

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