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終章 卒業 ~業を終える時~


                     ◇ ◇ ◇



時は一気に進んで、桜ヶ丘高校卒業式終了後


(想次)

「そういや卒業した後お前達はどうするんだ」


(樹)

「俺は芸能人を多数輩出してることで有名な関芸大で悠々としたキャンパスライフをだな」


(今日子)

「関芸大ってむっちゃくちゃレベル高くなかったっけ?」


(楓)

「どうせアイドル目当てでしょ、こいつは私がしっかりと見張ってないと暴走してなにしでかすかわからないわね」


(樹)

「げげっ…、やめてくれよ、こぶつきだと思われたらどうすんだよ」


楓はハァ…とため息をついてから


(楓)

「やっぱりね、これは決定事項よ、あんたに拒否権なんかないんだからね」


(遊馬)

「まあしょうがないね」


(想次)

「そう言う遊馬はどうするんだ」


(遊馬)

「今日子ちゃんと一緒に同人で頑張ってプロを目指すよ」


(今日子)

「遊馬くんがいると色々助かるんだ~」


(想次)

「趣味の方向性も同じだしそういうのもいいな」


(樹)

「新作が出来たら俺達にも読ませてくれよな」


(遊馬)

「もちろん」


(楓)

「そう言うあんた達はどうすんのよ」


(想次)

「将来って意味なら大学いってやりたいことを探すってところだけど」


(忍)

「わたしはそれとは別に今から行かないとむいけないところがある」


(想次)

「俺も一緒に行くつもりだ」


(樹)

「将来はともかく、今からみんなでカラオケでにでも行ってバーッと騒ごうと思ったんだけどな」


(想次)

「悪い、お前達だけで楽しんできてくれ」


(楓)

(学園祭の時から急接近していたとは思ってたけどとんとん拍子にくっついたわね、クリスマスイヴの時はお似合い過ぎて嫉妬する気もなかったけどね)


(楓)

「あんた達も何やるかわかんないけどしっかりやってきなさい」



                      ◇ ◇ ◇



今日は鷹目ラーメンは都合によりお休みである

その都合とは


テーブルを片付けて場所を広くした店内に義明と元組織(グリード)Bクラスの生徒達が揃っていた


そこへ想次と忍もやって来た


(義明)

「おう、お前達も来たな」


(折枝)

「お久しぶり」


(想次・忍)

「こんにちは」


(義明)

「それじゃ、やるか」


(義明)

「これよりBクラスの卒業式を行います」


(義明)

「まあ、卒業式と言っても長々とやるつもりはねえさ」


(義明)

「この一年の間俺は遥さん達の自警団と協力してお前達に色々と教えてきた」


(義明)

「一般常識をはじめ交通規制や金勘定や笑顔の作り方なんてものまで、それこそ数え切れねえくらい色々と教えてきたもんだ」


(義明)

「そして忍みてえに既に新しい生き方を見つけたやつもいればやりたいことをみつけたやつもまだまだこれからのやつもいると思う」


(義明)

「とは言え常識自体は一通り教えることも出来たし、高校に合わせて今日という日にやろうと思ったんだ」


ここで義明はみんなをゆっくりと見渡す


(義明)

「今日のこの集まりは暗殺者としての(ごう)を終える儀式でありみんなの新たな旅立ちの日だ」


(義明)

「みんな、卒業おめでとう」


                      ◇ ◇ ◇


そして鷹目ラーメンはラーメン屋に残った元Bクラスの人達によって今も経営している


おおやけにはなっていないが部屋が多く余っていることもあり孤児院のようなこともやっているようだ


そして義明は高峰家に戻り仕事を探しつつ元組織の教官としての身体能力を生かしてオリンピックを目指すかどうか考えているようである


アサシンガール 完

これでアサシンガールは完結となります

更新期間は割と短かったですがここまで読んでくれてありがとうございました


誤字・脱字の類があれば遠慮なく指摘してください(恥をかいてることを知らない無知より指摘される一時の恥を選びます)

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