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第五章 忍と学園祭5

                     ◇ ◇ ◇



学園祭当日

想次達2-Bのコスプレ喫茶は大繁盛していた


様々なコスプレをしたB組生徒達がキャラの名前と作品のタイトルを書いた名札をつけて所狭しと動き回っている


例えば桃色のウィッグとネコミミとでかい白手袋をつけた女子生徒が


(女子生徒(悠〇幻想曲・メ〇ディ))

「にゃう~ん、ご注文は決まったのか な~」


と言って来たり

でっかい安全ピンで(つくろ)った修道服を着た修道服を着た女子生徒が


(女子生徒(とある魔術の〇書目録・イン〇ックス))

「おまたせ、これでいいんだよね」


と言ってたりする

他にもウィッチーズらしきケモノミミの女子生徒が三人いたり

遊馬がリオバ〇スター(悠久〇想曲2の可愛い男の子)のコスプレで女性全般にひっきりなしに捕まっていたりする


誰だ、遊馬にあんなコスプレさせたのは、唯でさえ見た目が可愛いのにあんな可愛いキャラのコスプレなんてさせたらこうなるのは当然じゃないか


(楓)

「と言っても今日子と奏さんがノリノリで押し付けたんだっから止めようがないでしょ」


と遊馬にキャラを押し付けた犯人を教えてくれる


(想次)

「それじゃどうしようもねえな」


学園際の準備の時に奏はコスプレ関係で八面六臂の活躍をしており気軽に奏さんと呼ぶ人が随分と増えていたりする


(想次)

「って仕事中だろ」


楓はお客様が注文してる物らしき軽食と飲み物を両手で持ったトレイに乗せたまま話していた


楓の服装は少なくてもこの学園の制服とはかけ離れてる常盤台の制服だった

配役は超電磁娘で決まりだろう


(楓)

「そうでした、そんじゃ行ってくるわね」


想次は今さら可愛い子ぷっても遅いという考えが過ったがすぐにその考えを打ち消した

こういう時の考え事は読まれるものと相場が決まっているからだ


それでも目立って影響が出ていないのはクラス全体で綿密にシミュレーションしてお客様の性質を素早く見極めてどのタイプのどんなキャラで接客すればいいのかちゃんと練習していたので店の流れが乱れたりトラブルが起きたりとかいった厄介事にならずに済んだ


忍もプラグスーツを着て


(忍(エヴァン〇リオン・綾〇レイ))

「注文、これでいい?」


とか


(忍(エヴ〇ンゲリオン・〇波レイ))

「お待たせ。これでいいのね」


とか言ってそつなく仕事をこなしていた

鷹目ラーメンの協力で用意してもらった百人分の鷹目ラーメンも二時過ぎる頃には売り切れになった


ラーメンの手伝いとして店員も二人来ていたがラーメンが売り切れた今は裏方を手伝っている


(楓)

「鷹目ラーメンも売り切れたしさすがにこれ以上忙しくはならないと思うから想次と忍は休憩してもいいわよ」


(想次)

「忍はわかるけど俺も?」


(楓)

「忍はこの学園祭初めてなんでしょ、ちゃんと案内してあげるのよ」


(忍)

「案内?」


(想次)

「わかった、お言葉に甘えさせてもらうよ」


(想次)

「いこ、忍」


(忍)

「うん」


想次は忍と一緒に学園祭の出し物を見て回っていた

校庭は夏祭りさながらの露店市になっていた


(想次)

「どだけのクラスでやってるかわかんないれとせまるで夏祭りだな、たこ焼きでも食ってみるか」


(忍)

「たこ焼き?」


(想次)

「たこ焼き二つくれ」


(店員)

「二舟で400円だよ」


(想次)

「安いな」


(店員)

「割とぎりぎりでね…、毎度ありぃ」


(忍)

「これがたこ焼きか、美味しそうな匂いがするな」


(想次)

「ついてるつまようじでこうして食べるんだ、はふはふ…」


(忍)

「はふはふ…、なるほど熱い」


(忍)

「中になにかくにゅっとしたのがあって、けど美味しい」


食べ終わった後はちゃんと設置されたゴミ箱に捨てる


(想次)

「さて次は、わた菓子でも買うか」


(忍)

「わた菓子、それも初めて」


綿菓子を打ってるお店では目の前でわた菓子を作って売ってくれた


(忍)

「これがさっきの茶色の粒から出来てるなんて」


(想次)

「忍も食べてみなよ、うん美味い」


(忍)

「甘い、美味しい、いやそれよりも食べる時の感じが、なんて言えばいいんだろう」


その後は電脳部の自作ゲーム体験&販売コーナーとか映研の試写会とか色々回った


その途中で忍はそっと想次の腕に自分の腕を絡めて


(忍)

「ねえお兄さん、これからはお兄さんじゃなくてお兄ちゃんって呼んでいいかな?」


想次は自然とお兄ちゃんって呼ばれるのもいいかなって思えた


(想次)

「ああ、いいよ」


(忍)

「お兄ちゃん、…なんか嬉しい」


(忍)

「前に同じこと聞いた時は断られてた」


(想次)

「その時と今とじゃそれだけ違いがあるってことだろ」


そう答えた想次の顔は少し赤くなっていた


忍の顔も赤くなっていたがそれ以上に嬉しそうで

とてもきれいと言うかとても良い表情になっていた

忍にとっては「お兄さん」と「お兄ちゃん」との違いはとてもとても大きいみたいだ


二日目も同じように忙しく働いてからその後に学園祭を案内して

そして後夜祭で忍と踊った


普段は気にしてなかったけどこの二日で想次と忍の距離が一気に縮まったような気がした

コスプレ関係は一部伏字にすることに甘えて、そのままで著者のネタ脳からすこーしばかり出してみました

出した数が多いのでネタばらしはしません

そのせいで出したネタを理解してもらえるかどうかはわからないけど…


誤字・脱字の類があれば遠慮なく指摘してください(恥をかいてることを知らない無知より指摘される一時の恥を選びます)

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