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余り物には……福がある?  作者: アッキ@瓶の蓋。
P4'Golden-Prinsess4th-
35/266

紅葉の魔法特訓 後篇

 総合評価が1000ptを越えました。とても嬉しいです。

 これからもよろしくお願いします!

 朝比奈さんに渡しておいたフォーマットの紙は、朝比奈さんの魔力によって紙は変わって行った。そう、紙にはただ一文字、土の一文字が刻まれていた。



「分かりました、朝比奈さんの属性は土です」



「土……か」



 と、朝比奈さんはそう言って手を握ったり放したりして、その魔力の属性を頭の中にインプットしている。



(……しかし、土ですか。あまり良い物ではありませんよね)



 属性にはそれぞれ特性と言うか、特技と言う物がある。

 炎は破滅、水は治癒、雷は俊足、そして土は構成。これはあくまでもただの推論であり、他にも色々と使えるます。炎だろうと治癒や俊足などもありますけれども、やはり炎は破滅系の攻撃が強い傾向にあります。ただそれがしやすいと言うだけであります。

 しかし、土属性は……



(私が知る限り、解呪師に向いていない属性ですよね。土、って)



 土の主な特性は、構成。魔力によって物の構成、性質転換などの構成が主な魔法属性、それが土。勿論、破滅や俊足、その他諸々も可能と言えば可能ですが、問題なのは



(土は解呪系魔法がないんですよね)



 そんな土の属性の朝比奈さんが解呪? 王家に認められるでしょうか?



(水だと解呪が一番多かったので、水だったら一番良かったんですけれども。まぁ、皆の土台となるような、皆の中心としてドッと腰を構えて立っている。そんな朝比奈さんの性格を魔法属性としてきちんと表しているように思えますね)



 魔法の属性とは、本人の性質をきちんと表しているのとも言えますから。最も私のような、例外的な存在も居るのでそれは当てはまらないでしょうけれども。



「土、ですね。水だったら治癒が多かったので、解呪が多いんですけど。それでも炎だったら炎で呪いを燃やしての解呪、雷だったら呪いを電撃で消すと言う方法があったんですけど。土、にはそう言う物がないんですよね」



「そう、なのか? 土にはそう言うのが出来ないのか?」



「土は呪いを抑え付けるための構成物質、しかありませんが……。その魔法を使うには私は今はレベルが足りなさすぎて出来ません」



 1時間や2時間だと朝比奈さんは、無理ですよね。ならば、化かすしかありませんね。



 そう言った、解呪が可能な人物として王家の人には勘違いして貰いましょう。



「じゃあ、朝比奈さん。まずは構成魔法の基本として、土の球を作って貰いましょう。まずは土を魔力によって球体にするイメージで……」



「お、おぉ……。分かった」



 そう言って、朝比奈さんは土を魔力で球体にし始めた。と言うか、土が空中に浮かんで、土を宙で球体にしようとする感じなので、成長は速そうですね。これならば、化かすくらいならば1時間で出来るでしょう。



 呪いの解呪は私がする。そもそも私達の目的は姫様の呪いを朝比奈さんに移すために、朝比奈さんを姫様に会わせるのが目的なのですから。



 せいぜい、王家の人には勘違いして貰いましょう。

 私達の主、朝比奈さんをどんな呪いでも解呪出来る、凄腕魔法使いと。


 その時、紅葉は気付かなかった。このフォーマットの紙はその紙に文字が浮かび上がると言う形にて魔法属性が分かると言う代物であり、紙には4つの文字が出る事でその人間の魔法の属性が分かると言う形の物である。しかし紅葉はそうとしか見ていなかったため、気付かなかったのだ。

 紙の裏に不穏な文字、『闇』と言う文字が白い文字で薄く書かれていた事に。












朝比奈揺(あさひなゆらぎ) Lv.8 種族;人間 職業;聖剣使い初心者 HP;300/300 MP;120/140 加護;ルルリエルの加護

 (ひめ) Lv.10 種族;獣人(狸族と狐族のハーフ) 職業;なし HP;260/260 MP;460/460

 紅葉(もみじ) Lv.10 種族;リッチ 職業;策略の魔法使い HP;108/108 MP;4900/4900】

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