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紅葉が居なくなっても

 紅葉が消えたとしても、戦争は終わらない。ただ1人の兵士が死んで居なくなったみたいに、特に戦争に多大な影響を与えている訳では無い。ただ単に死んでしまっただけだ。



 僕達はひとしきり紅葉との別れを悲しんでいた。



 泣いた、大いに泣いた。時を忘れるくらい、盛大に泣いていた。全員が全員、紅葉との別れを惜しんでいた。永遠に続くかと思われたその泣きの流れはと言うと、



「キャルルルーン! 何を落ち込んでるの、キャルルルーン! そんなに落ち込まなくて良いんじゃないの~? キャルルルーン!」



 そう言って現れたのは、【萌え殺しの死神】、オペラ……では無かった。その彼女はまさしく美女であった。

 セーターを着ているがそのセーターを押しのけんばかりのダイナマイトなボディライン。藍色の髪を向かって左は脇の下辺りまで、右は肩よりも低いくらいまで伸ばしたくらいの髪。顔には何故か般若の面を付けた彼女は、右手にて大きな鎌を持って僕達の前に立っていた。



「……ううっ、やっぱり恥ずかしいなぁ。けれども、こ、これも後に(つな)がっている大事な事なんだから、が、頑張らないと」



 た、確か【萌え殺しの死神】であるオペラは、身体を作り変える能力を持っていると言う事は聞いていたけれども、何だかオペラとは違うような気がするが……。姿だけでは無く、性格まで違っているような気が。



「え、えっとあなたはどう考えてもオペラでは無くて、月裏……」



「ち、違いますよ? な、何かを勘違いしてますよ。わ、私はオペラです。そ、そう、キャ、キャルルルーン……////// ほ、ほら、オペラっぽいでしょ?」



「違う! 違うと思います!」



 姫がオペラ(?)の周りを周りながらそう言う。オペラ(?)は慌てつつ、ただただおろおろとしていた。



「……で、その死神さんが何の用なんですか?」



「へっ? それは人間界でのこの鋼鉄の身体の調整を……ち、違いますよ! え、えっとキャルルルーン! そう、私は死神としましてリッチの魂を回収しようと思いまして……」



 慌てつつも、鎌を振り回して紅葉が塵となった場所に鎌を振るう。鎌を振るうと共に、鎌に青白い魂が纏われる。



「……それが紅葉の魂?」



「そ、そうですよ、キャルルルーン! 死体のモンスターであるリッチにも一応魂はあります。でして、これがそのリッチの魂、と言った所でしょうかね? ここの姫様? え、えっとキャルルルーン?」



 ……これが紅葉の魂? 魂なのだろうか?



「その魂をどうするんですか?」



「モンスターの魂は、基本的にそれと同じ別のモンスターに変えるんですけれども? 例えば、スライムの魂は別のスライムにと言う感じで、このリッチの魂は別のリッチとして蘇らせますが?

 例外としまして別のモンスターに変化する事もありますけれども、ほとんどの場合は記憶は失っていますからね。あなたの知るリッチの紅葉とは、多分ですけれども違いますよ? え、えっとキャルルルーン♪」



「とりあえず、消える訳では無いんだよな……。なら、それで良いよ。後は頼んだ」



「は、はい。頼まれました。ちゃんとやらせていただきます。【魔王の神】……い、いえ【萌え殺しの死神】、オペラとしてキャルルルーン!」



 そう言って、そのオペラ(?)は消えて行った。



「紅葉の魂についてはこれで良いし、後は……」



 この戦争を止めよう。僕達はその意思の元、団結しあっていた。

 昨日の話の続きです。私にはリア友のテイクと言う作家が居まして、この方が次の作品として『和風ファンタジー×一点特化型主人公』の小説を書きたいと申しまして、一点特化型の主人公として斬殺好きの強さ一点張りの主人公が出来上がりました。

 で、和風ファンタジーのイメージはホラ○ゾンです。ですので、沢山の登場人物が出るホラ○ゾン的な感じで作る事を計画しておりまして、その際のクラスメイトをこちらでデザインした訳です。

 1月に更新するようなので、アップしたらこちらでも宣伝しろ(命令形)と言われましたので、宣伝します。うぅ、編集長は怖いよ~。



【オペラ(?)】

 【萌え殺しの死神】のオペラ? いえいえ、彼女の正体は(これから先の正体はアッキ作の【Road to Lord】をご覧ください)

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