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余り物には……福がある?  作者: アッキ@瓶の蓋。
絶対危愚銃器 Amazing Arms
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死神セグウェイのスカラベ

 死神セグウェイは大鎌を振るう。大鎌を振るうと共に、また銃弾が発射されて、発射された銃弾は一直線に僕達へと向かって来る。



「そしてこのスカラベも喰らっておけ!」



 そう言って、死神セグウェイは銃の引き金を引いて、赤い虫を発射する。先程、月裏さんを渇きにして動けないようにしたあの赤い虫。あれに当たった瞬間、月裏さんのように渇きで動けないようになってしまうだろう。



「当たったらやばいな……」



「再生と破壊を司る勾玉!」



 その赤い虫を、姫が勾玉を使って、当たる前に破壊させる。



「なるほど……。なら、これは!」



 そう言って、死神セグウェイは大鎌の上に銃を乗せる。そして、大鎌と銃が合体したそれを、僕達の方へと向ける。



「暗殺的に狙うとすれば、まず狙うのは朝比奈さんですよね」



 と、そう言って死神セグウェイはその銃と大鎌を合体した武器を僕へと向ける。



「スカラベ、連撃射撃!」



 死神セグウェイはそこから銃の引き金を引いて、大量のスカラベを発射する。発射されたスカラベは、空中を這うようにして僕達へと向かって来る。



「土の球!」



 僕は土の球を作り出して、土の球と大量のスカラベを防いでいた。けれども、死神セグウェイはまたまた大量のスカラベを発射していた。



「氷よ。全てを凍らせて、そして彼の者の攻撃を防げ」



 そして紅葉が氷の力によって防ぎ、大量のスカラベがそれによって凍っていく。



「なかなか……面倒な能力だね。その氷も、土も。何もかも。だから、少し距離を取らせて貰おう」



 そう言って、死神セグウェイはさらに距離を取ったかと思うと、両肩に付けたバズーカを腕へと一体化させて、そのまま死神セグウェイはそのバズーカを巨大化させる。



「これならば、どうですか?」



 そしてその巨大バズーカから巨大なスカラベが向かって来る。



「再生と破壊を司る勾玉!」

「土の球!」

「……炎の長刀」



 姫が勾玉でスカラベを殺そうとし、僕が土の壁を作って威力を落とし、そしてユリーが長刀・ボルケーノでスカラベを燃やす。しかし、それでもなおスカラベは威力を落とさずに向かって来る。



「風よ、彼の物を吹き飛ばす、戦陣の風となれ」



 紅葉がそう言って、風の魔法でスカラベを吹き飛ばそうとするも、びくともしない。



「どうなってんだよ、こいつは……!」



「恐らく魔力とかの力も、渇きによって減衰させて、向かってきているのでしょう」



「化け物かよ!」



 いや、確かにここまで巨大なスカラベはある意味、化け物だけれども。そしてそのまま向かって来るスカラベ。僕達は力を込めるが、スカラベは速度を止めずにこっちへ向かって来る。



 もう駄目だ。そう諦めた、その時だった。








「……仕方ないですね」



 ザクリ。



 スカラベの身体と、紅葉の身体がぶつかり、紅葉が倒れた。

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