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余り物には……福がある?  作者: アッキ@瓶の蓋。
セグウェイこれくしょん
243/266

帰還と疑惑

 姫の手に入れた【前の印】の力を使って、玉藻前の黒と白に色分けがされている勾玉、鏡、太刀の3種類、6つの道具を使ってセグウェイ達と【勇者軍】を撃破する事に成功した。まぁ、まだ披露して貰っていない金色、銀色、茶色の3つの札については後々披露して貰う機会があると思うし、気長に待っていこう。

 とりあえず、僕の傷を土で治していたし、これがちゃんと起動するか心配なのでとりあえず僕達は【魔王軍】の本拠地へと帰って来たのだが。



「ど、どうしたんですか。朝比奈さんはどうにも痛がっているように見えますし。普通の状態に見えないんですけれども……」



「ど、どうかしたんですか?」



 と、出迎えてくれた紅葉と月裏さんの2人がそう心配するように声を出していた。どうやらもう、作戦の準備は終わったようである。もう既に氷の設置とかは終わったそうで、明日は高確率で霧が発生するそうだ。

 【教会軍】の方も既にナギサ・クジョウとアイザック・エルフィードの2名によって、既にあちらの方も混乱状態にあるそうだ。



「……大変でしたよ。まさかあそこでも、ヒカロウとアリスの2人に邪魔されるとは。どうも……トトと言う【勇者軍】の方が手配したとされている人物達がヒカロウとアリスの代わりで、謀反を起こした奴らの対応をしているそうなんだけれども」



 トトの手配した奴ら……か。それってもしかして、あの大量のセグウェイ軍団のようにトトが蘇生させた人物達なのだろうか? ともあれ、ヒカロウとアリスと言う人物を語る際の、ナギサ・クジョウのとても嫌そうな顔は印象的だけれども。

 後、全然最後の四天王であるアイザックさんと出会わないけれども、もしかしていつかのミコト・デスルードのように、既に倒されていると言う事は無いだろうな?



「とりあえず、紅葉。この傷を治してくれないか?」



 一応、姫の取り出した白の勾玉によって治してくれたけれども、姫自身も「この能力、分かんない!」なんて言っているくらいだから、ちゃんとした所での治療も大切だろう。

 その点で言えば、紅葉の方が安全だ。紅葉ならば、治癒魔法のいくつかも持っているだろうし。



「えぇ……っと、ちょっと今は魔力的にも難しいので、今回はこの治療薬でなんとかして貰えませんか?」



 と、紅葉が出したのは治療薬。確かに治せない事は無いだろうけれども、いつもだったら魔法で治してくれるのに今日はどうして……。まぁ、霧を作るための氷とかの魔法に魔力を使いすぎたのだと考えれば自然な行為、なのだろう。



「後、兵士から奇妙な証言が上がっていたのよ」



 と、リリーベルさんがそう言いつつ、書類をぺらぺらとめくって読み上げる。



「【勇者軍】襲撃の際に、遠くにて確認していた【魔王軍】の兵士が、ある人物を目撃しているのよ」



「ある人物……?」



 セグウェイと言う死人(?)を復活出来るトト・フロッグが居る所だ。もうどんな事が起きても可笑しな事では無い。



「―――――――――【勇者軍】の拠点にて、私の弟である【反逆勇者】である豆羽ユウトに加護を与えた神、



 ……【ライバルの神】、月裏オボロと名乗る女性の姿が確認されたと」

 ちなみに私が好きなのは、金剛、満潮、榛名、龍田です。

 勿論、他の娘も愛していますが。

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