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余り物には……福がある?  作者: アッキ@瓶の蓋。
Super Seisyun Seikatu
158/266

テセウスへの冒険譚

 増設港街テセウス。本来の目的地はその港から行けるシチュユリへと向かいたいと思っているんだけれども、その間に色んな事があった。



 勇者ユウト・フランベルが【豆羽ユウト】と言うダークヒーローとなって襲って来て、僕達は撃退した。他の皆はあの後、戻って来たから別に僕達の間に特に問題はなかったんだけれども、教会ではユウトが戻って来ないと言う事で世間的に問題があったみたいである。

 月裏オボロに会った事に関しては、月裏ラキナエルさんが少し気になると言っていた。死神がこの下界|(つまりは神の世界では無い、人間の世界)に降りて来るのはそうそう珍しい事では無いらしいけれども、神様が降りて来るのは月裏さんに言わせると可笑しいらしい。夜比奈(よるひな)ユラギーンを倒しに来る際、戦恋(いくさこい)ルルリエルと月裏ラキナエルが降りて来た時は精霊だったし。今の月裏ラキナエルだって不死鳥(フェニックス)だし。そのままの状態で降りて来ると言うのはかなり珍しい。それには何か裏があると、月裏ラキナエルは思っているらしい。



 また、それとは別に世間を騒がせた事が2つほどあった。

 1つは、勇者ユウト・フランベルの姉であるリリーベル・フランベルが、犯罪都市ローグレの罪人と戦闘用に飼育されていた魔物達などを支配して、世界中に向けて【魔王】だと宣言した事。それによって世界にちょっとした激震が走っていた。まぁ、教会から教会騎士団の一小隊がそれに向かったと情報を得ていた。

 そしてもう1つは、増設港街テセウスに僕達の平均レベルよりも少し強いモンスターが現れたと言う事。ラキナエルさんはそれは恐らく試練の神様である日向ラファエルの仕業で、僕達に対する試練だと言う事らしい。



 只今の僕達のレベルはと言いますと、モンスターと戦う事によってレベルが上がった。



朝比奈揺あさひなゆらぎ Lv.28 種族;人間 職業;神殺しの二剣流 HP;700/700 MP;540/540 加護;ルルリエルの加護

 ひめ Lv.26 種族;獣人(狸族と狐族のハーフ) 職業;禁呪術師 HP;500/500 MP;800/800

 紅葉もみじ Lv.26 種族;リッチ 職業;希望の魔法使い HP;136/136 MP;8000/8000

 ユリエル・アトラシ Lv.26 種族;人間 職業;二刀流 HP;530/530 MP;300/300

 月裏つきうら Lv.22 種族;変化の不死鳥(フェニックス) 職業;拳士 Hp;270/270 MP;740/740】



 レベルが1上がる事によって、皆との連携もそれなりに出来て来つつあった。



 まぁ僕は、良いと思っていた。



「と、兎にも角にも、テセウスに行く事によってその魔物と戦わないと行けませんから」



「……そうですね。気を付けながら、早く行きましょう」



「姫も! 姫も頑張るの!」



「……私も勿論、頑張りますが」



 皆との仲もそれなりに仲良くなりつつ、僕はテセウスへの道を順調に進んでいました。

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