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余り物には……福がある?  作者: アッキ@瓶の蓋。
サツリク×サービス
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レベルアップの確認

 7月29日から31日までの作品は自分の中でも改めて見た所、「これはないな」と思いましたので、まとめて削除しました。申し訳ございません。

 【犬人の洞窟】に居たカシラウルフの変異体、銀色のカシラウルフ。通称、シルバーカシラウルフを倒した事によってステータスが色々と変化していた。



朝比奈揺(あさひなゆらぎ) Lv.25 種族;人間 職業;神殺しの二剣流 HP;490/640 MP;120/480 加護;ルルリエルの加護

 (ひめ) Lv.23 種族;獣人(狸族と狐族のハーフ) 職業;禁呪術師 HP;385/440 MP;400/740

 △スキル【兵の尻尾】を手に入れました

 △スキル【闘の尻尾】を手に入れました

 紅葉(もみじ) Lv.23 種族;リッチ 職業;希望の魔法使い HP;48/130 MP;4200/7400

 △スキル【魔力減らし】を手に入れました

 ユリエル・アトラシ Lv.23 種族;人間 職業;二刀流 HP;320/470 MP;180/250

 月裏(つきうら) Lv.19 種族;不死鳥(フェニックス) 職業;拳士 Hp;120/240 MP;240/680

 △あと1歩! 頑張れ!】



 ……色々と気になる事があるので、僕は気になるスキルを見て見る事にする。



【スキル【臨の尻尾】……所有者;姫

 主である【朝比奈揺】が使っていた聖剣を尻尾に収納する事によって浮かび上がった9文字の印の尻尾の1本。魔法を使う際に魔力の消費を抑える事が出来る。

 スキル【闘の尻尾】……所有者;姫

 主である【朝比奈揺】が倒したモンスターの古ぼけた王冠を尻尾に収納する事によって浮かび上がった9文字の印の尻尾の1本。連続で攻撃を当てると攻撃力が上がる。

 スキル【魔力減らし】……所有者;紅葉

 魔法を使う際、下級魔法以外の魔法にかかる魔力の消費を減らす事が出来る】



 2人はそれぞれ新しいスキルを手に入れたようである。これで姫が手に入れたのは、3本。後は『者』、『皆』、『陣』、『烈』、『在』、『前』の6つである。さらに紅葉が手に入れた【魔力減らし】は魔法を主に使う彼女にとっては、とっても役に立つスキルだと思う。月裏さんのは、どう考えてもスキルでは無く、ただのコメントだと思うんだが、どうしてコメントが現れるんでしょう。不思議です。



「ユリエル姫は……どうだったんですか?」



「……えっと、新しいスキルが1つあります」



 おぉ、凄いな。新しいスキルが増えているのか。どうやら姫と紅葉、それから月裏さんは【使い魔】と言う事で、スキルを見る事が出来るようだ。しかし、ユリエル姫は【パーティーメンバー】なので、僕からは見えないようになっているのだろう。しかし、気になるな。どう言う能力か分からない以上、気になる。



「どう言うスキルなんですか? 教えてください」



「……良いですよ。その代わりに――――――――」



「その代わり……?」



 そう言って、彼女は満足げに微笑んだかと思うと



「……呼び方を変えてください、朝比奈さん」



 と手を合わせて上目遣いで言う。



「呼び方……ですか?」



「……はい。今、朝比奈さんは私の事を『ユリエル姫』、そして姫ちゃんの事を『姫』と呼んでいますよね? それだとどちらも姫でややこしいし、これから先、姫である事を言っていたら不味い場所もあると思うんですよ」



 はい。確かにそうである。

 今までは『ユリエル姫』と呼んでいたけれども、今後それをすると駄目になるかもしれない。だから、愛称か何かで呼んでいた方が良いか。



「何かリクエストはあります? 王城や家族内で呼び慣れている呼び方とか」



「……じゃ、じゃあ『あなた』で」



 僕は断じて了承せずに、却下と申していた。その呼び方をしてしまったら後々厄介になると思ったからだ。今もそれを聞いた姫がこちらを睨みつけているし、紅葉と月裏さんもこちらをちらちらとうかがっている。その愛称だけは止めておいた方が良いだろう。



「……じゃあ、ユリーとかはどうです? 親しい人には良くそう言われていましたし」



 『ユリエル姫』だから、『ユリー』か。まぁ、特に可笑しくはない呼び方だし、それで良いだろう。



「分かった、ユリー。これで良い?」



「……はい、これからはそれでお願いします。ユラギ」



 ゆ、ユラギ? あれ、ユリーは今まで僕の事を『朝比奈さん』と呼んでいたのに、どうしていきなり『ユラギ』って……。



「……あら、いけませんか? ユラギは私の事を『ユリー』と呼んでいるから、私は『ユラギ』と呼ぶわ、ユラギ」



「そ、そう」



「……ユラギ」



「な、何かな。ユリー」



「……呼んでみただけよ」



 そ、そうか。何か色々と勘繰ってしまったけれどもただ呼んだだけか。良かった。



「え、えっとユリー……?」



「……なに、ユラギ?」



「僕も、呼んでみただけかな?」



「……変なの、ユラギ」



 と、笑いあう僕達。



「2人ともうるさいの――――――――! そのやりとりを止めるの―――――――!」



 あまりにもやりすぎたようで、姫に怒られました。

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