同人誌と姉 3(終)
毎日日付が変わって少しに更新ペース。
おかげで早寝が出来ないwwww
家に帰り、俺は理子姉と世間よりやや遅い昼食をとった。
美香姉は散歩。愛理姉はお買い物。百合姉は本屋に行ってるからいない。
特濃チーズバーガーをおいしそうに食べる理子姉は、とても輝いていた。
「理子姉」
「何? 将君」
「あの本、結局どうしたの?」
理子姉は口端で笑いながら、俺をいじめるかのように言う。
「百合姉に渡したよ。ああいう物は百合姉が専門だからね」
「流石理子姉」
「そうでもないよ。蛇の道は蛇、て言うじゃん」
ああいう物の専門が百合姉だと決まっているのはまぁ良いとして。
少なくとも、この前の沈んだ理子姉よりははるかに元気だった。
俺の事をいつも想ってくれて、そして何かしらいろいろ頼れる。
そんな理子姉が、俺にとっては誇りだった。
「いつもありがとうな」
「どうしたの? 急にそんな事言うなんて」
「べ、別に良いだろ」
「ふふーん?」
特濃チーズバーガーを平らげた理子姉は、そのまま風呂場へと歩き始める。
そして、バスタオルを二枚掴むと理子姉はこっちを見て言った。
「一緒に入る?」
「いや、勘弁してくれ」
「期待してるの? もしかして、昨日の本で興奮しちゃった?」
「ち、違う! んな訳無いだろ!」
「じゃあ一緒に入ろうね?」
俺を見下すように立っている理子姉が、何だか別人の様に思えた。