コスプレイヤーな姉 3
夜ご飯を食べたあと、百合姉の部屋で俺はうなだれていた。
いや、特にあれから何かしたわけではないよ。
メイド姿の愛理姉がまさかあんな事言うとは思っていなかったけれど。
百合姉はインターネット検索をしながら俺に話す。
「で、今日はここに来たわけ?」
「俺じゃ手に負えなかった」
「ふぅん」
俺は基本的に、パソコンの画面は見ないようにしている。
何故ならパソコンの画面には肌色成分多めの画像がよく出ているからだ。
百合姉はそれをみながらニヤニヤしていて、何だか怖いぞおい。
「長女も負けていられないわね」
ん?
「将。私がどうやるか、教えてあげるわ」
その時、部屋のドアが開いた。
そこにはメイド姿の愛理姉が立っている。というよりまだ着ているのか。
「愛理。持って来てくれた?」
「はい」
愛理姉はカルピスの原液と水、コップをお盆に載せていた。
百合姉はニヤニヤ笑いながらこっちに来て、とうながす。
まずいぞ愛理姉。逃げろ。
「今から将に、愛理のして欲しい事を教えてあげるから、そこに座りなさい」
「は、はい……」
愛理姉はお盆をテーブルに置き、百合姉の前に正座で座る。
そして、百合姉は愛理姉を床に押し倒すと首筋にかぷりと噛み付いた。
「ふあぁっ……!」
「フフフ。将にはこれが出来るかしら?」
そう言う百合姉は、愛理姉を獲物のように扱っていた。
一向に愛理姉を離す気配はない。
「……」
呆然と見ている俺の前で、百合姉は次に愛理姉の服の中に手を入れた。
な、な、何やってるんだ百合姉!
「百合姉、ちょ、それ」
「あら? 男の子ならしたいんじゃないの?」
「いや、それはマズイって!」
「見てなさい。愛理だってそれを望んでいるわよ?」
もはやいてもたってもいられなくなり、俺は百合姉の部屋から飛び出した。
俺に出来るわけないだろぉぉぉぉ!




