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新婚っぽい姉 2

 愛理姉だけに家事を任せるのもどうかと思ったので、皿洗いの手伝いをすることになった。しかし、愛理姉のエプロン姿はかわいいものである。彼女の胸が白いエプロンで強調されている様子はつい見てしまう。あ、ばれた。

「……将君?」

「す、すいませんでした」

 愛理姉はほんのりと顔を赤くしながら皿を水で洗っている。皿を拭くことを手伝っていると、こつんと彼女と肘がぶつかる。ぶつかったとき、すぐに肘は離れるかと思ったが、愛理姉の肘は吸い付いたように離れない。それどころか、徐々に愛理姉に体がこちらへ寄ってくる。

「愛理姉?」

「将君……」

 皿をシンクの中に置いた愛理姉は、そのままこちらに抱き着いてきた。皿を拭き終わったのを確認すると、彼女はこちらの胸に飛び込んでくる。彼女の背中に腕を回して抱きしめると、彼女も絶対に離さないと言いたげに抱きしめてくる。

「くっついちゃった」

 やわらかい体を押し付けながら、愛理姉はこちらを見上げて言った。そのまま彼女の唇が迫って来た。そしてキス。お互いを感じながら、とろけるような時間が流れた。


 昼ごはんの時間になった。テレビで理子姉の特集を見ていると、昼ごはんのチャーハンを持ってきた愛理姉がやってきて、後ろから肩をぽんぽんと叩いてきた。

「どうした?」

「他の女の人は見ちゃだめっ」

 愛理姉は蓮華で一杯分のチャーハンを取ると、それをこちらへ近づけてきた。愛理姉はにっこりとしていた。それを食べると、彼女は頭をなでなでしてくれた。後ろから理子姉の話す声が聞こえて来るが、愛理姉の笑顔を見ると、つい彼女に甘えたくなってしまう。

「今日はずっと、将君とむぎゅうってするんだ」

 愛理姉はそう言うと、時間を作ろうとしているのかぱくぱくとチャーハンを食べ始めた。こちらも食べる時間を速くし、そして、どちらも食べ終わった後、愛理姉が早速抱き着いてきた。

「将君のお嫁さんになるんだぁ」

 もにゅっとこちらの胸元に当たる、愛理姉の二つのお山。そのまま畳にころんと転がり、愛理姉ととても近い距離で見つめ合った。やわらかい愛理姉の身体に溺れる。

「あまえんぼうさんだねぇ」

「うー」

 愛理姉の胸がやわらかい。気が付いたら既に顔を突っ伏してしまっていた。彼女の体全体から愛情が伝わってくる。ころころと転がっていると、愛理姉がこちらの頭をなでなでとしてくれた。

 しばらく彼女に埋もれていると、だんだん眠くなって来てしまったのか、このまま目を瞑っていると、二人仲良く夢の中へと堕ちていった。


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