表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
249/375

サンタクロースの姉 3(終)

 夜。サンタクロースの格好に着替え、将君たちの部屋を回っていった。白い袋からプレゼントを取り出し、枕元に置いておく。将君の頬にキスもしてきた。美香姉、理子姉にもプレゼントを配り終え、残るは百合姉の部屋のみだった。

 百合姉の部屋のドアを開けると、予想に反して、百合姉はベッドの中で眠っていた。何だかがっかりしたような気分である。百合姉の枕元にプレゼント――電気鞭を置く。

「百合姉」

 返事はない。眠っているようだ。何だか悲しい気分になってしまっていた。しばらくぼうっとしたのち、袋を置き、百合姉の布団の中に入った。百合姉は何も反応しない。

「百合姉……」

 後ろから抱きしめた。百合姉を後ろから抱きしめることなんてそうそうない。そう思っていると、百合姉がもぞっと動いた。振り返った百合姉は、綺麗だった。

「愛理……」

 百合姉は私を抱いた。私はしばらく、百合姉の胸の中で溺れていた。百合姉は私を包み込むと、私がおとなしくなったのを確認して、にっこりとほほ笑んだ。その笑顔が何だか怖かったが、逆に、私はその笑顔を見ると体がぞくっとして嬉しい気持ちになった。

「やっぱり、愛理は忠実な奴隷ね」

「はいぃ……」


 百合姉のベッドに手を付けながら、私は百合姉にお尻を突き出すような体制でいた。サンタクロースの服を着たままの私に、百合姉は試験でもするかのように電気鞭の電源を入れる。バチッ、とはじけるような音がした。

「さあ、始めるわよ。準備は良い?」

「う、うん」

 正直怖かったが、百合姉の顔を見ると何だか安心出来た。そして、百合姉が電気鞭を振るう。私の身体に、電流の刺激が走った。

「あぁぁ!」

「もう一回」

「んんぅ……!」

 身体に電流と痛みが走る度、私は押し寄せるような快楽を感じていた。これだ。これが、欲しかった。百合姉に虐められるこの感覚が、私はたまらなく大好きだった。

「百合姉、もっと! もっと……」

「変態なサンタさんが来ちゃったわねぇ……困ったわ」

 百合姉は微笑みながら、電気鞭の電流の強さを上げた。


やばい扉開けちゃったかな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ