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悪魔世界の特別公演 11

 カラオケの狭い個室の中で、俺は悪魔の皆さんの間に放り込まれていた。理子姉が可愛い弟を紹介したいとのことでこんな感じになっちゃってるらしい。

 左にはハービィさん、右にはリリィさん。どうしたらいいですか。

「全く……将も気の毒な姉を持ったな」

「いや、楽しいんで大丈夫ですよ。姉さんたちと一緒にいれて良かったと思ってます」

「理子さんもいい弟さん持ったねぇ」

 左からはハービィさんの汗の匂い、右からはリリィさんの胸。正面からなんか愛理姉と百合姉がじっと見つめてきてるし。に、逃げ場がない!

「よし、じゃあリリィから歌え」

「わかったよー」

 リリィさんは翼を思い切り広げ、立ち上がってマイクを持った。やけに子供っぽいが、悪魔の事である。きっと俺よりも何千歳も年上なんだろう。

 正面から愛理姉がぶーっと見つめてくる視線が痛い。でも愛理姉かわいい。そんな二つの感情に挟まれながら、俺はリリィさんの曲を聞いていた。

 なんか隅で、美香姉とリーンさんが意気投合してるし。


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