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不思議世界の姉 2

 空を自由に飛び回った後は、海の中に飛び込んだ。

 理子姉は競泳水着に着替えていて、俺も水着姿になっている。

「そんなに見ないでよ……」

「ご、ごめん」

 怒られてしまった。理子姉の水着姿は反則ですよ。

 俺の背中に理子姉の腕が回り、興奮は最高潮に達する。

 ライブでも、テレビでも見ることが出来ない姿。夢の中でもいいから知りたい。

「将君……それはだめだよ」

 理子姉の水着に手をかけている俺はふと我に返り、そのまま理子姉に抱きつく。

 肩が艶めかしい。少しずれれば脱げてしまうような格好だから、なおさらだ。

「み、見ないで!」

「理子姉が綺麗だから仕方ないよ」

「そんなこと言わないで……」

 青白い世界の中、理子姉がほかの魚よりもとてもきれいに見えた。


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