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「希望、狂ったフリ、開発許可。」

 許してください、もうやめてください。

 何度目か分からない懇願をすると、彼はニヤリと笑ってこちらを見た。


「そんなこと言える立場じゃないだろ? お前の開発許可権は俺にあるの」


 それでも、こんなのひどかった。ひどすぎた。

 だから、せめてもう少しだけやさしくして欲しいと頼んだ。

 少しでもいいから、愛されていると感じさせて欲しい、と。


「はぁ? お前の希望なんか聞いてねーよ。お前はただ、俺のすることにこうやって応えればいいんだよ」


 あぁ、だめだ。

 このままじゃおかしくなってしまう。

 自分が自分ではなくなってしまう。

 そうやって必死に訴えた。

 しかしそれでも彼は不敵に笑って僕に言う。


「狂ったフリしてんじゃねーよ。これからが本番なんだよ」



 夜はまだまだ、長い。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  初めてかなあ? こういうエロスを書いたのは。なら、女史の冒険心には感心します。 [気になる点]  情景、情況が全く伝わらない。  彼は半裸なのか? 全裸なのか? 半裸なら服の状態は? 相…
[一言] 俺は好きだ。 面白かった。    
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