『魔王軍四天王、影の支配者ゼノ』
第10話、ついに宿敵の一人が登場しました!
圧倒的な力の差を見せつけられましたが、三人の力を合わせた「極一閃」がゼノに一矢報いました。
これで物語は「魔王討伐への本気モード」に突入します。
筋肉、猫舌、毒舌、魔法バカ。
バラバラだった彼らが、本当の意味で一つの「希望」になった瞬間です。
お陰様でPVも右肩上がり!
次回、第11話「修行開始! 筋肉と魔力のマリアージュ」。
ゼノに勝つため、一行はさらなる無茶苦茶な修行に身を投じます!
これからも応援よろしくお願いします!
[ 舞台:温泉街の外れ、深い霧に包まれた峠道 ]
突如、周囲の温度が氷点下まで急降下した。
クライの魔法ではない。それは、存在するだけで周囲の生命力を吸い取るような、禍々しい「死の気配」だった。
(アルス)
「……全員、俺の背後に隠れろ。今までの雑魚とは訳が違う」
霧の向こうから、漆黒の甲冑に身を包んだ男が静かに歩み寄ってくる。
その男が地面を踏みしめるたび、周囲の草木が黒く腐り落ちていった。
(ゼノ)
「……ほう。我が斥候を退けたのは、貴様らのような小童か。……期待外れだ」
(ルール)
(「な、なんですの……あの魔力量……! 観測不能、計測不能ですわ! あんなもの、理の外側にいますわよ!」)
(ゼノ)
「私は魔王軍四天王が一角、影の支配者ゼノ。……勇者よ、その錆びた鉄塊と共に、ここで果てるがいい」
[ ゼノが指先を向ける。放たれた漆黒の衝撃波が、一瞬でアルスの防陣を貫いた ]
(アルス)
「ぐっ……ああぁっ!!」
(クライ)
「アルス殿!! ……くっ、(『冷厳なる聖域』)!!」
クライが必死に展開した結界さえも、ゼノが放つ闇の波動によって、紙細工のように容易く引き裂かれていく。
(シール)
「……このままじゃ全滅だよ。アルス、アタシが隙を作る! あんたはあのチビとヘタレを連れて逃げな!」
(アルス)
「……ふざけるな。……俺が、仲間を置いて逃げると本気で思っているのか?」
[ アルスがふらつきながら立ち上がる。その右腕はゼノの攻撃で焼け焦げているが、瞳の奥の光は消えていない ]
(アルス)
「ルール! 俺の筋肉に、お前の魔力を全部ぶち込め! 暴走しても構わん、全開だ!!」
(ルール)
(「で、ですが……そんなことをすれば、あなたの身体が持ちませんわ!」)
(アルス)
「持たせてみせる。……クライ! 俺の身体が焼き切れる前に、お前の冷気で強制冷却しろ!」
(クライ)
「……無茶苦茶です。ですが……信じています、アルス殿!!」
[ ルールの膨大な魔力がアルスに流入し、同時にクライの冷気がそれを抑え込む。相反する力がアルスの肉体で激突し、かつてない規模の青白い稲妻が峠を照らした ]
(アルス)
「――(天雷・極一閃)!!」
[ 雷光となったアルスがゼノに肉薄する。聖剣と闇の刃が激突し、周囲の霧が衝撃波で完全に吹き飛んだ ]
(ゼノ)
「……ほう。人間が、私に傷を負わせるか」
ゼノの頬に、一条の赤い筋が走る。
彼は不敵に微笑むと、闇の中に姿を消した。
(ゼノ)
「……面白い。今は引こう。その命、魔王城まで預けておく。……精々、筋肉を磨いておくことだ」
[ 敵が去り、アルスはその場に膝をついた。勝利ではない。だが、彼らは確かに「四天王」から生き延びたのだ ]
第10話、ついに宿敵の一人が登場しました!
圧倒的な力の差を見せつけられましたが、三人の力を合わせた「極一閃」がゼノに一矢報いました。
これで物語は「魔王討伐への本気モード」に突入します。
筋肉、猫舌、毒舌、魔法バカ。
バラバラだった彼らが、本当の意味で一つの「希望」になった瞬間です。
お陰様でPVも右肩上がり!
次回、第11話「修行開始! 筋肉と魔力のマリアージュ」。
ゼノに勝つため、一行はさらなる無茶苦茶な修行に身を投じます!
これからも応援よろしくお願いします!




