表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

掌編小説集9 (401話~450話)

異常気温

作者: 蹴沢缶九郎

テレビ画面の中の気象予報士は訳がわからないといった様子で異常事態を伝えていた。


「前代未聞です。八月の真夏に気温が三度しかないとは異常です。これは真冬の一月の最低気温とほぼ同じであり、観測史上初めての事です」


街を行き交う人々は、真夏だというのに厚手のコートを羽織り、聞こえてもおかしくない蝉の鳴く声は、本来の仕事を忘れてしまったように一切聞こえない。




雲のベッドで呑気に昼寝をしていた神様の(もと)へ、慌てた天使が飛んでやってきた。


「大変です神様!! 地上用の巨大エアコンが冷房になっていて…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ