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少女、再びⅡ

少女って誰だ(すっとぼけ)

鐘の音が聞こえる、あぁ、もう昼だなっと。

時を同じくして、食堂には溢れるほどの生徒がいる、それはお昼限定商品を手に入れる為、もしくは単なる食べる物を手に入れる為。

様々な用途のある購買だが、俺は事前に買ってある為並ばなかったのだ。


食堂の利用時間は学校が開いてから閉まるまでとされていて、授業が終わってから購買に行くのはいいらしい。

それを抜きにして限定を買いたいなら話は別だが。


今、俺はクラスメイトのリーフィと一緒にお昼を食べていた。

シリカやアリスは同じクラスメイトと食べるんだろうと勝手に思っている、あの二人なら沢山のお友達に巡り会うだろうと信じて。


「そんなに人気なの?その姉妹って?」

「あぁ、なんせ。魔力では2、3位ほどだからな」


それが理由って訳では無いが、学力ではシリカがいいし、年齢で言えばアリスは飛び級だし。

それに、結構可愛いんだよな、見た目からして。


「妹思いのいい兄だね、私もお兄ちゃん。欲しかったな」


若干7歳にしてあれなら、将来はいいと俺は思うね。

事前に買った前世で言うところのサンドイッチを食べた。


「たまに、聞こえない時もあるけど。どうしてだろう」

「もしや⋯⋯。」


それは俺が前世から来たと言いたいんだろうか。

いや、ありえないがそれも考えた方がいいだろう、この子の読心術はどこまで出来るか。

身にしみておこう、念のため。


「何がありえないのかは聞かないでおくよ、ねぇ!これが読心術なら凄いね!」

「お、おう」


分かった、リーフィの聞こえなかった部分は俺の『前世の記憶』だ。

聞けない事だとわかると安心出来るが、ヘマしない方がいいだろう。


「お兄様!見つけました!」


すると、購買の方からシリカの声が響いた。

しかも大声で、それは今まで会話してた俺達や食事しようとしてるetc、etc⋯⋯。

が、シリカの高らかかつ高貴な声に者共はひれ伏せはなかったが道を開けた。

おぉ、これが姫様かぁ!


「ここでしたのね?」

「お、おう。お、お友達は?」


すると、シリカは金色の長い髪を撫でるようにかき分けると寂しそうな顔をして。


「それが、お友達が出来なかったんですの」


察した、この子は俺とアリス以外の人間を知らないから出来ないんだ!

つまり、ヤヴァイ、ってことだ。

次回もお楽しみ!

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