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少女、再び

あの子ですよ!あの子!

学校にある鐘が聞こえた、これが前世で言うところの始まりと終わりのチャイムだったりする。

この鐘が校内中に鳴り響くので、近くにいる人だと大きく聞こえるだそうだ。


「さて、感覚的には昼かな?」


この世界に時計という存在はない、しかし俺は長年の感覚。

つまり勘で時間を決めている、周りを見るがほとんどが次の授業の準備、或いは他人との会話だ。

俺は前世の同じボッチな為、黙々と作業をしていた。


「あ、ユークリッドくん」


声に反応して、振り返った。

ちなみに俺の席は窓側から2つほど離れていて最後列に座っている。

ある意味ベストポジションなのだ。


「ベス、ト、ポジ、ション?」

「そうだった」


この子、リーフィは何故か俺の心の声が聞こえる。

これは魔法では無いと本人は言っていた、これは確かに理解出来た。

何故か、授業で他人の心までは読み切れないと教わったばかりだからだ。


「実は同じクラスなんだよ?知らなかったの?」


驚愕の事実、実はリーフィは俺と同じクラスメイトだった!

いや、知らねぇよ、初耳だわ。


「自己紹介したよ!リーフィ・ルフレ!」


⋯⋯。

眠かったから、覚えていないな。

リーフィしか覚えてないから、興味無かったし。


「そう⋯⋯、ならいいけど⋯⋯。ちゃんと覚えておいてね!」

「そうだった」


こいつ俺の心読めるんだった、忘れていたぜ。

しっかし俺限定なんだよな?そこが不思議だ。


「もう、授業始まっちゃうから。また後でね」

「あ、おう。」


俺が気づくとリーフィは最前列に座った、列は一緒。


「ある意味、詰んだ」


嘆いた俺は次の授業の教科書を読んでこの事を忘れようとしたのだった。

次回も未定です


お楽しみ!

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